[ 商品コード ] KY030
【小林洋介・訳！】Moment’s Notice 4（モーメンツ・ノーティス４）日本語版冊子～キャメロン・フランシスの実践的カードマジック満載！～

商品価格は、2,273円（税別）です！

アイコンのご説明

絶好調シリーズ第４弾！コンパクトな中に実践トリック満載！

使い勝手が「良すぎる」凄いカードマジック・コレクション！

準備なし、デック以外は必要なし！
キャメロン・フランシスによる、カードマジックトリック集！
巻も進み、いい感じにマニアックな所が出てきて
演じる側もまた、ワクワクする手順が載っています！！

さあ、多作家キャメロン・フランシスのカードマジック作品集シリーズ、
「モーメンツ・ノーティス」の日本語最新作です。

クリエイター、レクチャラーとしても著名ですし
DVDも文章もたくさん出していますので
どこかで彼の作品を見かけたことがある人も多いでしょう。
（これを書いている2024年のブラックプールコンベンションでは
レクチャーを担当しているようですし）

上記は参考映像です。今回のノートの内容に沿ったものではありません。

●実戦的で、パワフル

初めてこのシリーズを知った方のために、ご説明しておきましょう。
この「モーメンツ・ノーティス」は全号、非常に厳しい制約がかけられた
トリックのみが載っています。

その制約は、デックの準備なし、デック以外使わないというもので
つまりは完全に混ざっているデックを、パッと渡されても
すぐに演技に入れるトリックばかりです。

レギュラーデック一組さえ持っていれば、他に何も必要がなく
すぐに演じられます。
サインペンもメモ用紙も、何も要りません。
また、完全ノーセットで演じられますから、何の準備も
要りません。
極めて実用的な条件で縛りをかけて作られたオリジナル作品集です。

トリックのサイズはクロースアップから、スタンドアップで演じる
ちょっとしたサロンサイズまで演じられる
一番便利なサイズ感のカードマジックたちです。

そして、サインペンでカードにサインさせることも無いので
カードが減るなどもありませんから、非常にコスパも良く
実用的な作品集と言えます。

さらに、これは本人もノートに書いているのですが
「お茶を濁すようなトリックではありません」
と書いていて、この中の１作品を演じるだけでも
十分なパワフルさを持っています。

●基本的に文章で学ぶことになります

こういったマジックを解説したノートを出すと、よく言われるのは
「動画はありますか？」
という事なのですが、基本的にこれらのトリックは動画ではなく
文章で学ぶことになります。

そしてこのシリーズ、オリジナルはPDFのみでの販売で
印刷冊子版は日本語のみのバージョンです。
もちろん彼に許可をもらって、冊子版を作っていますし
実は表紙の画像の色に関しては、オリジナルのPDFの
画像の色を踏襲しています。

今回の収録作品は６。

■ACE THANG
４枚のＡを取り出すトレーニングを見せる、と言う演出で
あり得ない場所などからＡを次々と取り出していきます。
あらかじめの準備は必要ないですが、あらかじめ
準備することも可能なので、より不可能性を高くできます。

■SLY CHEESE
選んだカードを見つけるというストレートなトリックと
思いきや、カードのリバース現象、移動現象
そしてカード当てと、立て続けの現象が起こり非常に
パワフルな手順になっています。

■BACK SPLASH
最初のトリックである「Ace Thang」のような流れで
２全く準備なしから、この現象を達成できる流れを
キャメロンは作り上げてくれています。

■EUPHORIA
二重の予言トリックの手順です。
キャメロンの手筋としては、少々珍しいセルフワーキング
トリックだと思います。観客は自由に行ったはずなのに
そのカードのみ、特別な状態のものです。

■SELECTED ASSEMBLY
カード当てしようとすると、失敗をしてしまいます。
仕方ないので、４Ａアセンブリのトリックを行いますが
選んだカードのメイトカードが現れ、最後にはカードが
当たります。単に当たるだけではなく、カードの枚数変化も
起こるので、パワフルです。

■FLUSH THE TRANSPO
カードの入れ替わり現象、そしてもちろんオチがつきます。
パケットのカードを入れ替えたはずなのに、入れ替わって
ないように見える、という現象が起こった後に
想像してないカードが現れます。

パームなどを使わず、手順とサトルティによって特定のカードを
カードケースから出す、など、なかなか面白い動き（手順上の）を
するトリックが多くて楽しめました。
ダイレクトに使うとバレてしまうような手法を、いろいろと組み合わせて
「誤魔化しを入れて」不思議に仕立て上げる手法など、
いろいろと参考になるのではと思います。

このシリーズを追ってきた方は、尻上がりに面白さが増していると
感じる方も多いかもしれません。
最初はシンプルで、ちょっと物足りなかった方も、徐々にマニアックに
なってきているところが、マニアにとってはそそられるところです。
逆に、最初の方でリタイアしてしまった方は残念です。
後の巻をお読みいただくと、また違った印象を受けるかもしれません。
また、このシリーズ、まだまだ続くようなので、「今後いったい、
どうなっちゃうんだろう！」とトム・ブラウンのような期待を
個人的にはしております。

今回もサイズはＡ５サイズで、持ち運びしやすい小型のサイズになっています。
31ページ程度のコンパクトな中に6作品がギュッと詰め込まれている状態です。
今回のノートでは、少々大胆なテクニックを使用したり
観客にブラフをかける所もありますので、全くの初心者さんには
お薦めしない内容です。

少なからずカードマジックを演じ、そしてお客様のコントロールの手法である
オーディエンスマネージメントに関しても
知っている人の方が、トリックのパワーを引き出せるはずです。