mML第74号

【修得の難易度】★〜★★サインカードのカードアクロスとパテオ・フォースを使った即興マジックを学ぶ!

 今月号では、「サインカードのカードアクロスとパテオ・フォースを使った即興マジックを学ぶ!」と題しまして、計5手順をご紹介いたします。

 カードマジックでは、古典的な名プロットである「カードアクロス」をテーマに、2つの異なるアプローチをご紹介しております。それぞれに利点がありますので、シチュエーションに合わせ て、演じ分けていただければと思います。

 また、もう1つのテーマとして、日用品で演じられる即興マジックをご紹介しております。どれもカジュアルに演じられるものばかりですが、その効果は抜群です。またその中で、「パテオ・ フォース」という応用性の広い巧妙な手法も解説しております。

特集:サインカードのフェアなカードアクロス!

リックト・アット・ラスト(Derek Dingle)
10枚の中から、観客2人にそれぞれカードを選んでサインしてもらい、この10枚を封筒に入れて観客に預けます。 これとは無関係の10枚を数えて別の封筒に入れ、もう1人の観客に渡します。 おまじないをかけてから確認すると、観客のカードが入っているはずの封筒には8枚しか入っていません。 もう一方の封筒を開けてみると、なんと観客2人のサインカードが飛び込んで、12枚に増えているのです!
イージー・カードアクロス(ゆうきとも
デックを2つに分けたら、観客が数えて確かめた10枚ずつを表向きにして、それぞれの中央に挟み込みます。 おまじないをかけると、観客が自由に選んだ枚数だけ、一方の山から他方の山へと飛行してしまいます!

特集:即席感のある道具で最大の効果を狙う!

スピーク・オブ・ザ・デビル(Karl Fulves)
マジシャンは夢の中で見た「悪魔の取引」を再現するため、A〜10を抜き出します。 そして、2よりも大きい数字のカードを残そうと、観客とともに1枚ずつカードを取り除いていきますが、最終的に残ったカードは、絶対に選んではいけないAのカードなのです!
お菓子な予言(ゆうきとも
カラフルな色付きのチョコレートを全種類1粒ずつ取り出し、マジシャンと観客が1粒ずつ食べていきます。 すると、なんと最後まで残ったチョコレートの色が見事に予言されているのです!
薔薇の名前(ゆうきとも
マジシャンは、観客に花の種類をいくつか言ってもらい、消去法で1つに絞ります。 その名前が書かれた紙を燃やした灰で腕をこすると、なんとその文字が浮かび上がってくるのです!
白黒つけましょう(ゆうきとも
観客に5枚のオセロのチップを白黒ばらばらに混ぜてもらった後、1つを手で隠してもらいます。 ずっと後ろを向いていたマジシャンは、振り向くとすぐに、手で隠されたチップの色を見事に言い当ててしまいます!

この号で収録されている技法・用語

パテオ・フォース

Derek Dingle、Karl Fulves


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Last-modified: 2011-09-14 (水) 18:18:12 (4598d)