mML第68号 †
【修得の難易度】★☆〜★★☆日本が生んだ世界のトリック『テンカイ・ペニーズ』と奇跡の一致現象『パワー・オブ・ソート』を学ぶ!
今 今月号では、「日本が生んだ世界のトリック『テンカイ・ペニーズ』と奇跡の一致現象『パワー・オブ・ソート』を学ぶ!」と題しまして、計9手順をご紹介いたします。
今回はカードマジックとコインマジックをそれぞれ1つのテーマに絞って特集しております。
カードマジックは、「2組を使った一致現象」で、名作として知られる「パワー・オブ・ソート」や即席で行える特 長を持った「オートマチック・マインドリーディング」、上記2手順ともまた異なる原理で一致現象を起こす「プリビジョン」を解説しております。
コインマジックは、2枚のコインを使ったコインズ・アクロスの傑作、石田天海氏考案の「テンカイ・ツーペニートリック」をはじめ、多種多様なアプローチのバリエーションを、歴史的な流れも含めてご紹介しております。
特集:2組で次々と起こる奇跡の一致! †
- パワー・オブ・ソート(Paul Curry)
- 赤裏のデックから1枚のカードを自由に決めてもらいます。
あらかじめ出しておいた青裏のデックとともに、両方のデックのトップから同時にカードをめくっていくと、なんとその位置の2枚だけが見事に一致しているのです!
- オートマチック・マインドリーディング(Harry Lorayne)
- マジシャンは一組のデックから、1枚のカードを決めます。
そして、もう一組のデックから、観客に適当に1枚選んでもらいます。
2枚を見てみると、なんと観客は、「無意識の読心術」により、マジシャンが選んだカードと同じものを選んでいるのです!
- プリビジョン(Tom Bowyer/George Kaplan)
- 2組のデックを観客によく混ぜてもらいます。
この2組のトップから同時にカードをめくっていくと、ある場所で同時に全く同じカードが現れます!
そして、なんとそのカードが予言されているのです!
特集:コイン2枚で魅了するコインズ・アクロズ! †
- テンカイ・ツーペニートリック(石田天海)
- 両手に1枚ずつコインを握り、確かに1枚ずつ持っていることを改めます。
しかし、次の瞬間、一方の手のコインが消えて、反対の手に2枚のコインが現れます!
- ディープパーム・テンカイ・ペニーズ(David Roth)
- 両手に1枚ずつコインを握り、確かに1枚ずつ持っていることを改めます。
しかし、次の瞬間、一方の手のコインが消えて、反対の手に2枚のコインが現れます!
- テンカイ・ペニーズ 〜ポン太・ザ・スミス・バージョン〜(Ponta the Smith)
- 両手に1枚ずつコインを握り、確かに1枚ずつ持っていることを改めます。
しかし、次の瞬間、一方の手のコインが消えて、反対の手に2枚のコインが現れます!
- ディープパーム・テンカイ・ダブルバニッシュ(David Roth)
- 「ディープパーム・テンカイ・ペニーズ」の応用作品です。
- ディープパーム・テンカイ・マージ(David Roth)
- 「ディープパーム・テンカイ・ペニーズ」の応用作品です。
- ホーミング・コイン(ゆうきとも)
- 「ディープパーム・テンカイ・ペニーズ」の応用作品です。
この号で収録されている技法・用語 †
バックピンチ(テンカイピンチ)、マリニ/カップス・サトルティ、ディープ・バッククリップ、リワグ/カーツ・プロダクション、ワグナー・クリンク・パス(J.C.Wagnerのクリック・パス)
Paul Curry、Harry Lorayne、Tom Bowyer、George Kaplan、石田天海、David Roth、Ponta the Smith