mML第66号 †
【修得の難易度】★〜★★☆ステージでも映えるサロンマジックで演技の幅を広げる!
今月号では、「ステージでも映えるサロンマジックで演技の幅を広げる!」と題しまして、計6手順をご紹介いたします。
今回ご紹介するサロンマジックは、比較的大人数に対して演じるのにぴったりなのですが、スタンディングのクロースアップマジックとしても十分に通用するものです。幅広い演技環境に対応できる実用的な手順ばかりです。
カードマジックの「インスタント・リバース」はインパクトの強い4枚出しですので、オープナーとしても重宝する手順です。また、「クイズ・ショウ」は、サインカードの不可能な移動という魅力的な現象ではありますが、カードケースやパケット、デックをどこに置くかなどのレイアウトのスキルが非常に重要な要素となっております。細部に気を遣った見せ方を研究する良い機会になるのではないかと思います。
特集:サインカードの密室ミステリー! †
- クイズ・ショウ(Danny Archer)
- 1枚のカードにサインしてもらいます。
これをデックに戻した後、2枚のエースがデックの中の1枚を挟み込みます。
そのカードを見ると、なんとあらかじめカードケースに入れておいたはずのジャックなのです!
カードケースを開けると、残り2枚のエースの間にあるカードがサインカードに変わっています!
- インスタント・リバース(Bill Simon/ゆうきとも)
- デックから1枚のカードを選んでもらい、抜き出します。
このカードを表向きにした後、デックをスプレッドすると、なんと残りの同じ数字3枚も表向きにひっくり返ります!
特集:クロースアップでも演じられるサロンマジック! †
- 紙切りのカード当て(前田知洋/ゆうきとも)
- 2枚のカードを観客に選んでもらい、紙を上手く切り取って、1人目のカードを見事に当てます。
そして、切り抜いた切れ端を広げてみると、なんと切れ端に2人目のカードがかたどられているのです!
- 動いて消える結び目(Mike Tannen)
- ロープの中央に作った結び目を引っ張ると、なんとロープに沿ってスライドしています!
結び目をさらに引っ張っていくと、端から完全に取れてしまい、しかも手の中で消えてしまいます!
- ロープの復活
- 1本のロープの中央を切って2本にしますが、一瞬で1本に繋がってしまいます!
もう一度2本に切って、今度は2本の端をポケットに入れます。
おまじないをかけて引っ張り出すと、なんと再び1本に繋がるのです!
- 巻きつくひも(Stewart James)
- おもりをくくり付けたひもを鉛筆に引っ掛けた状態で張ります。
ひもを手から放しますが、ひもは予想に反して、床に落ちずに鉛筆に絡まります!
この号で収録されている技法・用語 †
カットディーパー・ダブルフォース(ゆうきとも)、ハンター・ボウ・ノット(G.H. Hunter)
Danny Archer、Bill Simon、前田知洋、Mike Tannen、Stewart James