mML第58号

【修得の難易度】★☆〜★★☆輪ゴムとカードの傑作「バンド・スラム」とスマートな「カードの復活」を学ぶ!

 今月号では、「輪ゴムとカードの傑作『バンド・スラム』とスマートな『カードの復活』を学ぶ!」と題しまして、カードマジックを5手順ご紹介いたします。

 前半は、数理的な原理を使った2つの手順に加えて、カードの復活というインパクトのある手順を解説しております。原案の素晴らしさを残しつつも、より巧妙に、より実践的に仕上がっている手順です。

 後半の2手順はデックと輪ゴムを使った手順で、輪ゴムならではの特性を十分に活かしたカードマジックです。現象が起こる瞬間は鮮やかの一言です。

特集:復活するカード〜ゆうき風アレンジ!

カードの復活 ゆうきバージョン〜Paul LePaul/ゆうきとも
観客は、カードの束から1枚選び出します。マジシャンは、そのカードの4分の1を破り取って、観客に渡します。 残った部分にサインしてもらった後、それを3つに破って、デックの中に入れます。 おまじないをかけて、デックを弾くと、なんと4分の1だけ欠けたカードが飛び出してきます! 表を見ると、観客のサインが付いており、観客がずっと持っていた破片ともピタリと一致します!
サン・オブ・テトラディズム〜Peter Kane
デックから観客に1枚のカードを選んでもらい、残りを3つの山に配り分けます。 3つの山の上から順にカードを同時にめくっていくと、途中で同じ数字のカード3枚が一斉に現れます! 最初に観客が選んだカードを見てみると、なんとそのカードも同じ数字なのです!
FBIカードトリック
マジシャンと観客は、それぞれの山から1枚のカードを見て覚えます。 そして、2つの山を集めて、覚えた2枚のカードの行方を分からなくします。 カードを配っていき、マジシャンのカードが出たところで、このカードが観客のカードの場所を教えてくれると説明します。 そのカードの数字の分だけ配ると、なんと観客のカードが出てきます!

特集:デックと輪ゴムのコンビネーションプレイ!

エラスティック・トライアンフ〜ゆうきとも
マジシャンは観客のカードをデックに戻した後、デックを表裏ばらばらに混ぜてしまいます。 このデックに輪ゴムをかけた後、デックを引っ張ると、なんと裏向きのカードの束が輪ゴムを貫通して抜け出てきます! 残った表向きのカードを広げると、1枚だけ裏向きのカードが残っており、これが観客の覚えたカードなのです!
バンド・スラム〜Bernard Bilis他
マジシャンは、同じ数字のカード4枚をデックの中に入れます。 デックに輪ゴムを二重にかけた後、輪ゴムに手を通して、デックから手を離します。 すると、デックは輪ゴムを貫通して落ちていき、先ほどデックに戻した4枚のうち1枚が、輪ゴムにかかった状態で手の甲に出現します! さらにもう一度行うと、残り3枚も出現します!

この号で収録されている技法・用語

カバーカードが1枚のザロー・シャフル(ザロー・シャフル)

Paul LePaul、Peter Kane、Bernard Bilis


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Last-modified: 2010-05-20 (木) 18:25:55 (5082d)