mML第29号

【修得の難易度】★〜★★☆ エキボックの基本と巧妙なグリンプスを学ぶ!

 今月号では、「エキボックの基本と巧妙なグリンプスを学ぶ!」と題して、お送りします。

 今回は少し変わったカードの選ばせ方を収録しました。デックをほとんど閉じたような状態で観客にカードを覚えていただきますので、普通にカードを引いてもらうのに比べ、不可能設定が高まっています。

 「普通マジシャンと一流のマジシャン〜ライジング・カード」は、mMLでも上位に入るほどの長編手順になっています。前半では観客の思考を読み取ってカードを当て、その後ライジング・カードを2回行います。難易度は高めですが、是非とも挑戦していただきたい手順です。(無論、必ずしも続けて演じる必要はありません)

 アル・ベーカー師のコーナー・ショートカード(コーナーショート)を使ったメンタルマジックは非常に公明正大に見えますので、是非堂々と演じていた だければと思います。さらに、ゆうきとも師の真骨頂とも言えるエキボックとマルチプル・アウトを使った作品を収録しました。絶妙に構成された話術を物にしてください!

特集:エキボックの基本を学ぶ!

携帯電話、財布、トランプの心理テスト〜エキボックを活用したトリック〜
携帯電話、財布、トランプの中から観客に慎重に選んでもらいます。観客は自由に選んだはずですが、最後に残った品物は、マジシャンによって予言されているのです。
あなたの選んだ名刺〜マルチプル・アウト〜
マジシャンは3枚の名刺を取り出し、観客に1枚選んでもらいます。観客は自由に名刺を選んだはずですが、どの名刺を選ぶかはズバリ予言されているのです。

特集:ピーク・コントロールを学ぶ!

ポーカー・フェイス(Al Baker)
観客が1枚のカードを覚えてデックを切り混ぜます。手がかりは無いように思えますが、マジシャンはデックのフェイスを一切見ずに観客の表情を読み取り、当てて見せます。
普通マジシャンと一流のマジシャン〜ライジング・カード(Jay Sankey & Tomo Yuki)
マジシャンは「普通のカード当てと、一流のカードの当て方をご覧にいれましょう」と話をします。1人には普通にカードを引いて覚えてもらい、もう一人にはカードを思ってもらいます。この不可能な状況から、マジシャンは2人のカードを見事的中させます。これで終わったかと思いきや、最後には、観客のカードがデックからせり上がって出てきます。

この号で収録されている技法・用語

ピーク・コントロール、グリンプス、ライジング・カード1、ライジング・カード2

ショートカード、コーナーショート

エキボック、マルチプル・アウト

Al Baker、Ken Krenzel、Jay Sankey


トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2010-04-27 (火) 16:00:00 (5106d)