mML第106号

【修得の難易度】★☆〜★★大胆な手法満載の「ブラフ・エース・アセンブリ」と「フラッシュエーセス」!

 今月号では、「大胆な手法満載の『ブラフ・エース・アセンブリ』と『フラッシュエーセス』」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

 カードマジックの2手順は、どちらも4枚のエースを使うもので、続けて演じることができます。「ホールド・ザ・マヨ」は、あえて同じ動きを繰り返すことで生まれるリズムに合わせて、次々と4枚のエースが出現します。そして、「ブラフ・エース・アセンブリ」は、スローモーションタイプのアセンブリですが、全体としてエキストラカードは使わずに「中でエキストラカードを捻出し、最後に上手く辻褄を合わせる」方法論や大胆なあらための省略を入れるなど、趣向を凝らした手順となっております。  また、「プレディクタ・ロープ(シルクへの応用)」は、連結したカラフルなシルク2連を最後にディスプレイするあたりはステージでもとても映えるものです。道具も小さくて済み、手順もシンプルですから、サロン・ステージマジックで重宝することでしょう。  トークレクチャーでは、「フラッシュエーセス」を取り上げて、そのベースとなった「フラッシュバック」、さらにその源流となる「バックフリップ」、派生作品である「クワトロ」や「ポケット・リセット」なども挙げつつ、それぞれの特徴なども含めて、細かい点まで掘り下げた内容となっております。

特集:構造を上手く利用したカードマジック!

ホールド・ザ・マヨ(Bill Goodwin)
マジシャンは2枚のジョーカーを1枚ずつ示してデックに重ねます。 おまじないをかけると、その間から1枚のエースが現れます! エースを出してもう一度2枚のジョーカーの両面をあらためますが、おまじないをかけるだけで、やはり2枚の間からエースが現れます! こうしてマジシャンは4枚のエースを次々に取り出してみせるのです!
ブラフ・エース・アセンブリ(Ed Marlo)
マジシャンは4枚のエースをテーブル上に並べ、その上に3枚ずつカードを重ねます。 この状態から、おまじないをかけるたびにリーダーのエースの下に、他のエースが1枚ずつ集まってしまいます! いったん全て集まったところで、最後はリーダーのエースも移動させてみようと言って、別の山に入れますが、おまじないをかけると、やはりリーダーのエースが手元に戻ってきて4枚のエースが集まります!

特集:舞台で映えるシルクの予言マジック!

プレディクタ・ロープ(シルクへの応用)(Pavel)
3色のシルクを観客に全く好きな順番で結び付けてもらいます。 あらかじめ袋の中に入れておいたシルク3枚を引き出してみると、なんと全く同じ順番で結ばれているのです!

特集:トークレクチャー

フラッシュエーセス(ゆうきとも
表向きの4枚のエースが次々とひっくり返った後、2枚の黒いエースだったはずのカードが一瞬にして赤い2枚へと変化します。 さらに、この赤いエースをテーブルに置いておまじないをかけると、再び2枚の黒いエースと入れ替わってしまいます!

付録:ボーナス映像(パフォーマンスのみ)

シジミのレシピ(ゆうきとも
4枚のエースと4枚のブランクカードが1枚ずつ入れ替わり、一瞬で元に戻ります。 「奇術探究」第9号に所収の作品を、ライブ演技で紹介しています。(パフォーマンスのみ)

この号で収録されている技法・用語

ボールド・サブスティテューション、スリップ・ノット

Bill Goodwin、Ed Marlo、Pavel、野島伸幸


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Last-modified: 2014-08-08 (金) 22:10:28 (3548d)