mML第78号 †
【修得の難易度】★☆〜★★★マルチプルアウトの好例「フォー・キング・サプライズ」とエレガントなチンカチンクを学ぶ!
今月号では、「マルチプルアウトの好例『フォー・キング・サプライズ』とエレガントなチンカチンクを学ぶ!」と題しまして、計5手順をご紹介いたします。
カードマジックでは、テクニックを駆使して最後に一気に4枚が変化してしまう手順から、1つの技法だけでアセンブリの現象がやさしくできる手順、さらには観客にウソをついてもらうというやり取りが楽しめる手順まで解説しております。
またコインでは、「チンカチンク」と呼ばれる現象を取り上げ、非常にクリーンなハンドリングの手順を、そこで使われている様々な手法とともにご紹介しております。
特集:巧妙なチョイスで現れるフォーカード! †
- フォー・キング・サプライズ(Paul Gartner)
- 選んでもらったカードを観客自身に見つけてもらおうと、観客がストップをかけたところのカードを出していきますが、どれも観客のカードではありません。
4枚出したところで、観客にそのうち1枚を選んでめくってもらうと、なぜか観客のカードになっているのです!
さらに、残り3枚も同じ数字のカードに変化しており、見事にフォーカードが揃います!
- カードマンズ・パズル(Nick Trost)
- 絵札12枚を、ジャック・クイーン・キングそれぞれ1枚ずつのグループ4つに分けます。
そのうち1つをばらして、それぞれを残りの山に振り分けます。
おまじないをかけると、ジャックの山には残りのジャック、クイーンの山には残りのクイーン、そしてキングの山には残りのキングが揃っているのです!
- ファクト・オア・フィクション(Peter Duffie)
- 観客に選んでもらったカードをパケットに戻した後、マジシャンはカードを選り分けていきながら、選ばれたカードの色やマークなどを観客に尋ねるのですがウソをついても良いと言います。
観客の答えを確かめるために、選り分けた山の一番上のカードをめくると、確かに正しい「答え」が現れるのです!
これを続けていき、最後までマジシャンの手元に残ったカードが、なんと観客のカードなのです!
特集:チンカチンクの様々な手法を知ろう! †
- インセパラブル(Bernard Billis)
- 4枚のコインを縦に並べます。 両手に1枚ずつコインを左右に分けますが、なぜか片方の手に集まってしまいます!
残り2枚も左右の手に分けるのですが、やはり一瞬で片方の手に集まってしまいます!
- ノー・エキストラス(佐藤喜義)
- 4枚のコインをテーブルの四隅に配置した状態から、両手を1枚ずつコインにかざしておまじないをかける度に、1枚ずつコインが移動していき、最後は4枚とも1ヶ所に集まってしまいます!
この号で収録されている技法・用語 †
クライスト・フォース、センター・ダブルリフト
Paul Gartner、Nick Trost、Peter Duffie、Bernard Billis、佐藤喜義