mML第93号 †
【修得の難易度】★☆〜★★★手渡し可能なリンキング・ロープを学び、セリフと動作のシンクロについて考察する!
今月号では、「手渡し可能なリンキング・ロープを学び、セリフと動作のシンクロについて考察する!」と題しまして、計3手順とトークレクチャーを収録しております。
「リベンジ・オン・ザ・ピンク・パンサーズ」は、惹き付けられるストーリーを持った作品です。魅力的な物語に観客を引き込みながら、その裏で、最後の畳みかけるようなクライマックスのための準備を周到に着々と完了するという、難易度の比較的高い、挑戦しがいのあるトリックです。
また、「シンプル・エース・ルーティーン」は「シンプルシフト」という技法の特性を活かした非常に効率的な手順で、次々とエースを出現させてみせます。
「アルディニーのリンキング・ロープ」は、よく知られているものとは異なり、レギュラーのロープだけで行い、手順直後に観客に手渡し可能という強みを持ったリンキング・ロープです。
トークレクチャーでは、ないがしろにされがちなセリフというものを、動作とのシンクロに関連付けて、よくやりがちな失敗、そしてその要因なども指摘しながら考察します。
特集:ストーリーと見事に融合! †
- リベンジ・オン・ザ・ピンク・パンサーズ?(Brother John Hamman?/ゆうきとも)
- 警察官(4枚のキング)は事前情報により、銀行襲撃を計画していた4人の泥棒(4枚のエース)のうち2人を捕まえることに成功します。さらに、残り2人も銀行(2つのパケット)から出てきたところを現行犯で捕まえたかに見えます。しかし、実際は泥棒が4人とも再び銀行から現れ、捕まっていたのは、なんと警察官の方だったのです!
- シンプル・エース・ルーティーン?(Ed Marlo?/ゆうきとも)
- 4枚のエースをデックの中にばらばらに差し込みます。4人の観客にそれぞれエースを選んでもらい、観客が消えた数字のエースの名前に従ってカードを配ると、なぜか観客が指定したエースが現れるのです!
特集:レギュラーで行うリンキング・ロープ! †
- アルディニーのリンキング・ロープ?(アルディニー?/ゆうきとも)
- 何の仕掛けもない3本のロープをそれぞれ輪になるように結びます。しかし、絡めておまじないをかけるだけで、次々と輪が繋がってしまうのです!
特集:トークレクチャー †
- セリフと動作のシンクロについて?
- ないがしろにされがちなセリフというものを、動作とのシンクロに関連付けて、よくやりがちな失敗、そしてその要因なども指摘しながら考察します。
付録:ボーナス映像(パフォーマンスのみ) †
- フジカラーその前に?&フジカラー2008?
- 赤いカードと黒いカードがペアになったり、色ごとに分離したりします。
弊社刊行「奇術探究」第5号と第3号に所収の作品を、ライブ演技で紹介しています。
この号で収録されている技法・用語 †
ティルト・フィネス?、ブラフ・インサーション?、シンプルシフト?
Brother John Hamman?、Ed Marlo?、アルディニー?