mML第105号 †
【修得の難易度】★☆〜★★☆カードマジックの王道『アンビシャスカード』を学び、リバースコインアセンブリを探究する!
今月号では、「カードマジックの王道『アンビシャスカード』を学び、リバースコインアセンブリを探究する!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。
「アンビシャスカード」は、カードマジックの中でも特にポピュラーなテーマで、それぞれのマジシャンが自分なりの手順を持っていると言われるくらいです。即興性のある手順構成が可能で、その組み合わせは無限と言って良いでしょう。今回は、5段構成の中に、ベーシックな現象・変化現象・ビジュアルなエンディングと様々な要素を盛り込んでおります。
また、「2枚のファイルカード」は、確かにあらためた2枚のボードの間から観客のカードが現れる手順で、その様はハッと息を呑む鮮やかさです。
後半のコインマジック・トークレクチャーでは、「リバースコインアセンブリ」と呼ばれる現象の中でも、2枚のカード・4枚のコインを使うタイプに絞り、ブームを引き起こすきっかけとなった「リバーシ」、さらにそれをゆうきとも流にアレンジした「オセロ」を取り上げて、細かい動きの理由付けまで分析します。
特集:繰り返しが生む相乗効果! †
- アンビシャスカード?(ゆうきとも)
- 自由に選んでもらった観客のカードを何度デックの中に入れても、おまじないをかけるだけで一番上に上がってくるのです!
- 2枚のファイルカード?(Jerry Andrus?)
- 観客に1枚のカードを選んでもらい、デックの中に戻します。 そして、観客にデックを2つに分けてもらい、その間に2枚のボードを重ねて挟みます。 2枚のボードの間には何もないことを確かめた後、おまじないをかけるだけで、その間から観客のカードが現れるのです!
特集:リバースコインアセンブリ・ブームの火付け役! †
- リバーシ?(Mark Lefler?)
- テーブル上に並べた4枚のコインが1枚ずつ一カ所に集まっていきます。 最後のコインも消えて全てのコインが集まったかと思いきや、なんと4枚のコインは一瞬で元の場所に戻ってしまうのです!
特集:トークレクチャー †
- オセロ?(ゆうきとも)
- マジシャンは、テーブル上に並べた4枚のコインを1枚ずつ一カ所に集めていきます。 最後のコインも消えて全てのコインを集めることに成功したかと思いきや、なんと4枚のコインは一瞬で元の場所に戻ってしまいます!
付録:ボーナス映像(パフォーマンスのみ) †
- フォーアヘッド・オープナー?(野島伸幸)
- 2枚のジョーカーの間から順に1枚ずつエースが現れていき…最後の4枚目は意外な形で出現します。
「奇術探究」第9号に所収の作品を、ライブ演技で紹介しています。(パフォーマンスのみ)
この号で収録されている技法・用語 †
スプレッドパス?、ポップアップ・ムーブ?、オプティカル・ムーブ?
スクープ・エクスチェンジ?、ピックアップ・ムーブ?
Jerry Andrus?、Mark Lefler?、野島伸幸