mML第230号 †【修得の難易度】★☆〜★★カニバル・カードなどを通じて、ゆうき流演出手法の真髄を学ぶ! 今月号は、「カニバル・カードなどを通じて、ゆうき流演出手法の真髄を学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。 最初の「ロイヤル・クエスチョン」は、エース・ボナンザと呼ばれる古典作品の手法を活かして、ロイヤルフラッシュの出現でフィニッシュを決めるトリックです。観客が選んだカードを、観客自身に当てさせるというゆうき氏独自の演出が組み込まれているため、演者の一人芝居ではない観客を巻き込んだ効果的な演技を楽に作り出せるように工夫されています。また、観客に完全にカードを混ぜさせたと思わせる手法にも注目です。 「ペーパーカップ・ミステリー」は、紙コップと玉を使ったシンプルな貫通現象のマジックです。大胆な原理と巧妙な構成により、かなりのマジシャンでも、見ていて「あれっ!?」と引っかかってしまうのではないでしょうか。こういった小ネタは、ショー構成に取り入れると変化球として案外重宝するもので、是非お試しいただきたい作品です。 続く「バックインタイム」は、ジェイ・サンキー氏の作品をゆうき氏がアレンジしたものです。エフェクト的にはトライアンフ現象と、変化現象によるカード当てを複合させたトリックですが、それにタイムトラベルをテーマにした演出をのせることで、意外性を持つ独特の世界を作り上げています。演出により効果を劇的に高めている顕著な一例といえるでしょう。 「スードゥー・カニバル」は、いわゆるカニバルカードのプロットです。この手のストーリーマジックは好みが分かれるもので、なにせテーマが「人喰い人種」ですから、人によっては演じづらいと感じられていた方もいらっしゃるでしょう。ゆうき氏は、ストーリーの面白さを残しつつも、かっつりと物語に浸るのではなく、メタ的に一歩引いた、よりライトに見せる演じ方を構築されていて、その点で比較的誰にでも演じやすい形に仕上がっています。 「ゆうきとものオススメマジック」のコーナーでは「伝承奇術EX 山中ノート」をご紹介しています。これは、山中邦人氏が著したレクチャーノートと、特製用具をセットにしたもので、プロマジシャンも取り入れて演じたという伝説の「瞬間製氷術」などを詳しく解説したものです。 「実践派のためのクイックマジック」は、「エイペックス・エーセスの演じ方」と題して、「スードゥー・カニバル」「ロイヤル・クエスチョン」などと関係するテーマを実践を交えて語っています。演出手法としてぜひ参考にしていただければと思います。 特集:選んだカードをお客様が当てる! †
特集:時間をテーマにしたトライアンフ! †
ゆうきとものオススメ・マジック †
実践派のためのクイックマジック †
この号で収録されている技法・用語 †Jay Sankey |