mML第213号

【修得の難易度】★☆〜★★スライディーニの流れを汲む破天荒なカード当てを学ぶ!

 今月号は、「スライディーニの流れを汲む破天荒なカード当てを学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

 冒頭の「実に面白い!」は、円形に並べたカードを順に辿っていくと特定のカードにたどり着くという古典数理トリックを題材としながらも、ゆうき氏の工夫により、使うカードもある程度自由、スタート位置も、また回る方向も全く自由に観客が選択できるという驚くべき自由度の高さから、極めて不思議なトリックに仕上がっています。スゴロクのような遊び心をまとったゲーム感覚の予言トリックです。  次の「あらら?」は、スタンディング、すなわちちょっとしたサロン・パーラーマジックでも使えるエースオープナーです。テーブルを使わずに行えるのが特徴ですが、単純なプロダクションではなく変化現象を交えていたり、ビジュアルさや意外性の要素まで盛り込んだ、異色のオープナーと言えます。いろいろな意味で観客を楽しませる作品です。

 3番目の「?!」は、奇妙なタイトルですが、内容もタイトルに増して奇妙極まりない作品です。6枚のオイル&ウォーターを演じているなぁ…と思って見ていると、あっという間に景色が変貌し、思いもよらぬクライマックスに到達しています。まさに「?!」というところですが、動きの面白さや美しさを持ったマジックでもあるので、ぜひ実際に演じて楽しんでみてください。  そしてトリを務めるのが「ジャパニーズ・クロック」です。スライディーニのモンゴリアン・クロックという名作を基にアレンジしたものですが、直接的でシンプルながらも、大胆でダイナミックな味わいを持つ、非常に優れたカード当てトリックです。ある種、パフォーマンス主体のトリックなので、書籍などで学んだ方にはあまり面白さが伝わりづらいタイプのマジックなのですが、ぜひ、ゆうき氏の実演からその真価をご確認いただきたく思います。

 今回は、「ゆうきとものオススメマジック」「実践派のためのクイックマジック」2つのコーナーをぶち抜いて、小林俊晶氏の 「Yes or No?」 と、それに関連するトリックやアイデアをご紹介しています。通常のデックを使わず、数枚の特殊カードを用いて52分の1のカード当てマジックを実現しようというもので、ある種「カードを使わないカード当てトリック」と言える読心術タイプのミラクルです。非常に実用的なアイテムですので、是非お勧めいたします。

特集:スゴロクのようなカード当て!

実に面白い!(ゆうきとも
1〜9の9枚のカードから、使用する5枚を選んでもらい、円形に並べます。 スタート位置・回る方向を自由に決めてもらい、そこから、すごろくのように指を進めてもらいます。辿り着いたカードを裏向きにしてもらうと、なぜかそれだけ他のカードと裏の色が違っているのです!
あらら?(ゆうきとも
デックのボトムにハートのクイーンを置き、中央にスペードのエースを差し込みます。その2枚が同時に、赤いエース(ダイヤとハート)に変化してしまいます!息を吹きかけると、消えたスペードのエースが現れるか思いきや、なぜかクラブのエースが現れ、続いてスペードのエースも予想外の場所から現れて、4枚のエースが勢揃いします。

水と油のア然とするクライマックス!

?!(ゆうきとも
3枚と黒3枚を交互に混ぜますが、いつの間にか赤と黒が分かれてしまい、重ねるとまた混ざった状態に戻ります。さらに枚数を減らして行おうとしているうちに、なぜか4枚のエースに変わってしまいます!
ジャパニーズ・クロック(ゆうきとも
トランプ12枚で時計の文字盤を作り、観客に好きな時刻を自由に決めてもらって、その時刻の場所のカードを覚えてもらいます。カードを混ぜてから、マジシャンはまず観客が決めた時刻を当ててしまいます。さらに、テーブル上で裏向きにごちゃ混ぜにした中から、選んだカードを見事引き当てます!

ゆうきとものオススメ・マジック

Yes or No?

実践派のためのクイックマジック

Yes or No?のゆうき流演出

この号で収録されている技法・用語


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Last-modified: 2024-10-24 (木) 13:28:29 (406d)