mML第211号 †【修得の難易度】★☆〜★★極限までシンプルにした数理的なマルチプルディビネイション! 今月号は、「極限までシンプルにした数理的なマルチプルディビネイション!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。 冒頭の「ファストフォアエース&シンプルエレベーター」は、実質2作品分の内容が詰め込まれています。あらためを経た上で、デックをサラッと4つに分割しただけで各山のトップからエースが現れるエースプロダクション。そして、4つの山のトップにエースを分配し、重ねただけで全てのエースがトップから現れるエレベーター現象。この連続技ですが、いずれも、シンプルでスピーディーかつナチュラルな効果を持つトリックです。 続く「3×3」は、とある有名原理のマジックを、これ以上単純化できないところまで贅肉を削ぎ落して仕上げたものです。3人の観客をインボルブし、心の中で選んだカードを次々と当てていきます。パーティーなど、やや大人数の観客の前でも映えるマジックですが、非常に楽に演じやすくなっていますので、多くの方にレパートリーとして活用いただけるのではないでしょうか。 3番目の「ダイセプションズ2022」は、ダイスとカードを使います。ダイス・カードというと一般にはギャンブルのイメージもあるでしょうが、そのイメージを活かしラッキーセブンという話で7のカードが揃うという演出的にも整合性のある好手順です。ダイスマジックの数理原理が、カードマジックに取り込まれることでより一層ごまかしが効くようになっています。デックはノーセットの状態から演じられますので、きっと皆さんもデックのお供にダイスを連れ歩きたくなることでしょう。 最後の「マジシャンズ・メソッド」は、裏に×印を書いた1枚のカードをデックの中に混ぜ込むと、それを観客が選んでしまうというメンタルマジックかと思いきや、予想外の異常な展開となって怒涛のクライマックスに至るというユニークなアクトです。ショーのクライマックスにふさわしい圧巻の現象と絶大な効果を是非お楽しみください。 「ゆうきとものオススメマジック」では、ゆうき氏のオリジナル単売商品である「2カードミラクルX」を実演でご紹介しています。ジョン・ハーマンの大傑作「ツーカードトリック」はゆうき氏のお気に入りトリックの1つであり、mML 208号の「シン・2カードミラクル」をはじめ、いくつもの発展形を発表されていますが、今回のものもその1つ。この作品でもカードの裏に書かれた×印が活躍します。 「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「左手の奇跡」を詳しく解説。3つの中から観客が選んだものが、演者の左手に握られていた予言と一致するというシンプルなトリックですが、ゆうき流メンタルマジックの真髄が詰まっています。コインでも即興で演じられ、ポーカーチップなど見栄えの良いものを使えばちょっとしたパーラーからステージでも演じられます。 特集:3名の心の中のカードを見ないで当てる! †
×印カードを使った奇妙な現象! †
ゆうきとものオススメ・マジック †
実践派のためのクイックマジック †
この号で収録されている技法・用語 † |