mML第206号 †【修得の難易度】★☆〜★★「観客参加型のエレベーターカードや水と油のユニークな新手順を学ぶ!」 今月号は、「観客参加型のエレベーターカードや水と油のユニークな新手順を学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。 まず最初に取り上げる「イリューシデイト」は、ピーター ダフィー・佐藤喜義氏の流れを汲む作品です。ほぼセルフワーキングで、観客が心の中で決めたカードを当ててしまうという驚くべきコンセプトのトリックです。ゆうき氏はこれを実践派らしく大胆に改案し、セットを最小限に抑え、観客の操作も減らして演じやすくしていますので、レパートリーに取り入れやすいでしょう。 次の「まぜこぜエレベーター」は、「ザ・ワーミー」(mML 187号)をヒントに発想を広げてシンドウ氏が構成したものに、ゆうきのアイデアを加えたものです。元はエースアセンブリーのコンセプトでしたが、本作ではジェニングスの「オールウェイズ・カット・ザ・カーズ」(mML 40号)にも似たシンプルなエレベーター現象に仕上げています。観客の手も介しつつ、フォアエースをデックのランダムな箇所に、クリアーかつ、かなりラフにざっくり適当に混ぜ込んでしまったように見えるので、極めて自然です。 3作目は「オープンオープナー」。ほぼ一瞬でフォアエースが出現するクイックトリックです。単体ではあっという間に終わってしまう瞬間芸ですが、ビジュアルな鮮やかさは絶大なインパクトです。エースをデックに混ぜてから取り出してみせる、手順化された方法も解説しています。 最後の「ルースター」は、「水と油(オイル&ウォーター)」の手順です。岸本道明氏による錯覚を活用したアイデアをベースにゆうき氏が構成した手順で、これにより最後は、演者が何もしていないのに観客の手の中できれいに分かれたように見える、簡単で大変効果的な手順となっています。 「ゆうきとものオススメ・マジック」といたしまして、ゆうき氏オリジナル商品の「4カードミラクル」をご紹介いたします。観客がデックから選んだカードが、別に用意された4枚のブランクカードに次々と印刷されていくという、ワイルドカード的なコンセプトのパケットカードマジックですが、通常のワイルドカードとは異なり、表だけでなく裏模様も選ばれたカードに同化して変化する点がポイント。より豪華で、より不思議なトリックとなっています。ゆうき氏の演出はコミカルで意外性があり、グルーブ感のある楽しいもの。最後のクライマックスまで観客を飽きさせません。オススメです。 「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「移動する安全ピンの手順」を取り上げています。レギュラーの安全ピンや大型のゼムクリップなどでも演じられる不思議な移動現象。非常に錯覚が強く、そのシンプルな解法に解説を見た上でなお信じがたい思いがする方も多いのではないかと思います。mML 65号で取り上げたレギュラー安全ピンのマジック「ピフ・パフ・プフ」と組み合わせて演じていますので、いろいろとお楽しみいただけるでしょう。 特集:思ったカードをスペルで当てる! †
最速エースオープナー! †
ゆうきとものオススメ・マジック †
実践派のためのクイックマジック †
この号で収録されている技法・用語 †佐藤喜義、Peter Duffie、シンドウ |