mML第203号

【修得の難易度】★〜★★★「威力を増したメンタルカード当て手順と奇抜なデックトランスポジションを学ぶ!」

今月号は、「威力を増したメンタルカード当て手順と奇抜なデックトランスポジションを学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

 まず最初にご紹介する「ソートエコー2」はmML 26号で紹介したサム・シュワルツの名作「ソート・エコー」を発展させた手順で、2人の観客のカードをズバリ当ててしまうメンタルカードマジックです。その、ゆうき氏による最近のハンドリングを解説します。マニアでも手掛かりが見いだせない不可能な状況を作り出していること、また、巧妙なサトルティを駆使して観客心理を韜晦することで、本当に心を読んで当てたのではないかと思わせるほどのインパクトを生み出しています。

 次にご紹介する「ビル・サイモンのエレベーターカード」は、マーロー考案のベーシックなエレベーターカードをややマニアックにしたバリエーションで、これ自体も既に古典ですが、これまでmMLでは取り上げていませんでした。その理由も含め解説し、いつものようにゆうき流に演じやすくアレンジしたハンドリングで演じていただけます。

 3つ目にご紹介するのは「マキシ・ロイヤル」。マキシツイストの改案である、いけちん氏の「マキシ当て」(mML 200号)に触発され、ゆうき氏が構成した手順で、とぼけたタッチのコメディー要素を含むツイスト現象からカード当てへと進み、さらにクライマックスでロイヤルフラッシュが登場する波乱万丈の手順です。波乱万丈のライブとともにお楽しみください。

 最後に、「ラフレシア2」をご紹介します。「ラフレシア」はmML 51号にてご紹介しましたが、今回はそれとは異なり、ツーデックエフェクトを構成した新たなバリエーションです。直接的にはこれもmML 200号収録のヒロ・サカイ氏「サンフラワー2」を母体に発展させた手順で、観客の目の前でビジュアルに2組のデックが入れ替わる驚くべき手順です。レギュラーデック2組のみ、しかも最小のセットアップで演じられる手順で、遠目でも見やすいのでサロンマジックとして演じることもできるでしょう。

 「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナーでは「未来カーズ」をご紹介しています。数枚のメッセージカードを使ったシンプルなカード当てかと思いきや、そこは佐藤喜義氏の作品だけあって、とんでもない質・量の変化が起こるユニークなパケットトリックです。

 「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「通り抜けるお札」をご紹介。トポロジカルな小ネタとはいえ、手軽にできてとても不思議なので、貴重なネタとして重宝するでしょう。さらに演技例として見せている通り、「トラップドア」(mML40号・150号)と組み合わせて演じるのも大変効果的です。

特集:エレベーターカードのマニアッククラシック!

ソートエコー2(ゆうきとも
デックを3つの山に分け、そのうち2つの山から1枚ずつ、2枚のカードを観客が選んで覚えます。 それぞれのカードは山に戻し、3つの山は観客自身の手でよく混ぜてから集めて揃えられますが、マジシャンは観客の選んだ2枚のカードを見事に取り出して当ててしまいます!
ビル・サイモンのエレベーターカード(ビル・サイモン/ゆうきとも
デックをエレベーターに見立て、同じマークのA、2、3のカードがデックのボトムからトップへ、トップからボトムへ、等と繰り返し何度も移動します。 最後に山を3つに分けると、A、2、3がすべての山のトップに上がってきます。

ハンカチで封じ込めたデックの交換!

マキシ・ロイヤル(ゆうきとも
4枚のAが1枚ずつ裏向きになっていき、最後まで表向きに残ったエースが、選ばれたカード(♠10)のマークを教えてくれます。 続いてこのエースをデックに入れると、他のエースもデックに移動し、さらに間に♠10を挟んで捕まえています! でも…Aだったこちらの3枚は? 見ると♠J・Q・Kに変わっていて、ロイヤルフラッシュが揃います。
ラフレシア2(ゆうきとも
青・赤2組のデックを取り出し、青裏のデックにハンカチを被せて見えない状態にした上で観客に適当な場所で持ち上げてもらい、分けた場所のカードを覚えてもらいます(♥7とする)。 もう一方の赤裏のデックを表向きに広げてみると1枚裏向きのカードがあり、それが♥7なのです。 さらに…!

ゆうきとものオススメ・マジック

未来カーズ(佐藤喜義)

実践派のためのクイックマジック

通り抜けるお札

この号で収録されている技法・用語

ビル・サイモン


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Last-modified: 2024-10-24 (木) 11:27:34 (406d)