mML第194号 †【修得の難易度】★★☆〜★★☆「ピーター・ケイン原案の豪華なカード当てとゆうき流、折り紙封筒の活用術!」 [#be6fa0ee] 今月号は、「ピーター・ケイン原案の豪華なカード当てと、ゆうき流、折り紙封筒の活用術!」と題しまして、計5手順をご紹介いたします。 まず最初にご紹介する「プレリュード」は、ゆうきとも氏が構成した、スタックを崩さずに演じられる本格的な2枚のカード当て手順です。 通常のサイステビンスシステムなどを使ったカード当てとはスタックの方法やピークの瞬間が一味違い、マジシャンフーラー的な一面もある独特なカード当てです。 次にご紹介する「サン・オブ・ケイン」は、ピーター・ケインによる『テトラティズム』をアレンジし、再構成した手順になります。 誰にも見せずにノー・フォースで選ばれたカードと同じ数字のカードが揃ってしまうのは、マジシャンであっても衝撃的です。 スタックの威力を最大限に活用する豪華な手順、必見です。 続けてご紹介するのは「フェードインコインズ 封筒Ver.」。 観客の選んだコインが実体化するというゆうき氏自身の作品を、折り紙の封筒という素材を活かして根底的に改案した手順です。 ただでさえ簡単に演じられる原案と比べても、さらに使用する技法が減り、マジシャンの負担が小さくなっています。 実体化するコインの枚数も増え、現象が豪華になったフェードインコインの最新版をお楽しみください。 4つめのご紹介は、フランク・ガルシアによる好手順「クェイサイ・メンタル」。 準備いらずで簡単にカードの透視ができます。 「デックを2つに分け、一方のトップカードを見ると、もう一方のトップカードが分かる」という、馬鹿馬鹿しくも奇妙でユーモアのある演出が最後まで効いてくる楽しい手順です。 最後に、「フォアテル」をご紹介します。 これは二川滋夫氏によるセルフワーキング予言トリックの大傑作を、ゆうき氏が折り紙の封筒を使って2段構成に仕立てた手順です。 原案の時点で既に極めてフェアにできる巧妙な予言トリックなのですが、折り紙の封筒を使うことによって生まれるラストの意外性などにも注目です! 「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナー。今回は主に、技法「アンダーハンデッド・シャッフル」をご紹介します。 いつもと趣向が違い、これはデックすべての順番を保つ、オーバーハンド・シャッフルスタイルのフォールスシャッフルです。 少しの工夫で、難しかったダイ・バーノンのフォールスシャッフルが格段にやりやすくなる、目からうろこのアイデアです。 「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、銀貨と銅貨の2種類を使った「狐と鶏」の手順を紹介しています。 古典的なセルフワーキング・コインマジックに一工夫加えることで、見た目にも分かりやすく不思議に進化した「キツネとニワトリ」を是非ご賞味ください。 特集:スタックを多層的に活用! †
これは便利!折り紙封筒! †
ゆうきとものオススメ・マジック †
実践派のためのクイックマジック †
この号で収録されている技法・用語 †Peter Kane、Martin Lewis、Frank Garcia、二川滋夫 |