mML第179号

【修得の難易度】★☆〜★★「新しいハーフスタックのシステムと、それを有効活用した狡猾なカードロケーションを学ぶ!」 [#be6fa0ee]

 今月号は「新しいハーフスタックのシステムと、それを有効活用した狡猾なカードロケーションを学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。  まずは「フォーカード・モンテ」をご紹介します。 これはフォーエースのプロダクショントリックをモンテの演出で行うもので、意外性抜群です。 セットも簡単、レギュラーデックで演じられますので、実践派の皆様にとっても重宝でき、また研究家の方も覚え甲斐のある面白い作品です。

 「オブザベーション・テスト」は、ラリー・ジェニングスの知られざるプロットの1 つです。 mML51号でも同テーマを取り扱ったことがありますが、今回は、ゆうきとも氏による最新のバリエーションを紹介しております。 カード当てと連携したリズミカルなツイスト現象のパケットトリックに仕上げられていて、 以前にご紹介したものとはだいぶ雰囲気が異なり、より現象が明確となって見せやすく改良されています。

 「アンビシャス 1-2-3-4」は、ロイ・ウォルトンらしい巧みなシークエンスが盛り込まれたトリックで、 手順冒頭に少々スライハンドを用いるだけで、クライマックスに至るまで驚くほどスムーズに(自動的に)現象が起こります。 簡易的なアンビシャスカードと、カード当ての要素が組み合されたユニークな作品です。

 「手掛かりのないカード当て」は、ユニークな「ハーフスタック」という考え方を有効活用した作品です。 これまでカード当ては何度となく扱ってきましたが、今回の作品はハーフスタックならではのサトルティを活かした、 非常に不可能設定の高い(手掛かりがないように見える)狡猾な手順です。 実践派の方だでなく研究家の方も大いにお楽しみいただけるでしょう。

 お馴染み、「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナーでは「マジックカードA . M . A .」を取り扱います。 実は、これは上記「手掛かりなしのカード当て」にも関わりのある「ハーフスタック」のアイデアを拡張したトリックデックを用いた作品集だと言えます。 ある種、1組のデックの中で、2つの異なるスタックが平行して働くという異色のデックシステムです。 現在もmMLショッパーズで取り扱いを行っておりますので、是非ご利用ください。 冊子とトリックデックのセットで、20作品以上、たっぷりとお楽しみいただけます。

 「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「2 インハンド 1 インポケット DX」を紹介しています。 2 インハンド 1 インポケットを3色のボールを使って演じます。 鮮やかな現象に魅了されることでしょう。3色異なるボールで行うことの利点が明確に分かる手順となっています。 ゆうきとも氏の考察をお楽しみください。

特集:風変りなモンテトリック!

フォーカード・モンテ(Karl Fulves/ゆうきとも
マジシャンは観客の手を借りて4つの山を作ります。この中で、1つの山の上にはスペードのエースがあります。 エースの場所を観客に目で追ってもらい、最終的にどこにあるか尋ねますが、なぜかスペードのエースは、観客が思ったのとは別の山から現れます。 そして最後は意外にも、4つの山のトップから4枚のエースが現れるのです!
オブザベーション・テスト(Larry Jennings/ゆうきとも
4枚のエースのうち観客の選んだカードと同じスートのエースがひっくり返ります! 向きを元に戻しても何度かひっくり返ります!ここで残りの3枚はデックに戻します。 マジシャンは観客の選んだカードを見つけ出そうと指先の感覚でデックをカットします。 しかし、デックのトップから現れたのはテーブルに置いたはずのエース…そしてなんと、テーブルのカードが観客のカードに変化しているのです!

特集:パケット版、全自動アンビシャスカード!

アンビシャス 1-2-3-4(Roy Waltonゆうきとも
観客が選んだカードをデックに戻し、マジシャンは選んだカードのスートを聞いて、同じスートのA、2、3、4のカードを抜き出します。 観客に1〜4で好きな数字を選んでもらいます(「3」だったとします)。4枚のうちAを上から2枚目に入れますが、なぜか一番上から現れます! 次の2のカードも同様に行いますが、やはり上から現れます! 観客が指定した「3」のカードは裏向きでテーブルに置き、4のカードを2枚目に差し込みますが、上から現れます! 最後に3のカードを見てみると、観客の選んだカードに変化しています!
手掛かりのないカード当て(ゆうきとも
次のようにして、ハーフスタックを組む。まず、♣と♢のグループ、♡と♠のグループに仕分ける。 ♡と♠のグループをサイ・ステビンス・システム(mML Vol.18参照)と同様の要領で(スートは交互)、3の等差となるように配列する (例:トップから、♡A、♠4、♡7、♠10、♡K、♠3…♡2、♠5、♡8、♠J)。 デックのトップから、♡と♠のスタック、♣と♢のブロックの順でセットする。

特集:ゆうきとものオススメ・マジック

マジックカードA. M. A.

実践派のためのクイックマジック

2 インハンド 1 インポケット DX

この号で収録されている技法・用語

Karl Fulves、Larry Jennings、Roy Walton


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Last-modified: 2024-09-18 (水) 13:52:27 (442d)