mML第172号

【修得の難易度】★☆〜★★「エルムズレイが構築した傑作カードパズルとピアノトリックに対する最新の演出を学ぶ!」 [#be6fa0ee]

今月号は「エルムズレイが構築した傑作カードパズルと、ピアノトリックに対する最新の演出を学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

 まず始めにご紹介する「ロザリビル」は、マックス・メイビン氏が発表した巧妙な数理トリックを基にした作品です。 観客自身にカード当てを体感してもらうという演出を取り入れ、2段構成の手順にまとめ上げられています。 演者自身も、なぜそのカードがそこで現れるのか不思議でしょう。

 そして、今号のメインの1つ「ニューピーシーズトゥアンオールドパズル」は、エルムズレイによるカードパズルへのアプローチです。 ビドルムーブという基本技法のみで全てを解決しており、カードパズルにしては比較的演じやすい方法となっています。 原案よりもさらに覚えやすく、負担を除いたゆうき流のハンドリングをご紹介します。

 そして、もう1つの目玉「オールド・メイド・ピアノ」は、古典的なピアノトリックの、こざわまさゆき氏によるアレンジです。 最近の作品ですが、発表直後から多くのマジシャンに絶賛された大傑作です。 ババ抜きの演出を加えることで弱点を見事にカバーしており、これは、このプロットに対する歴史的な貢献と言っても過言ではありません。 ピアノトリックが好きでなかった方にも「これなら演じたい」と思わせる完成した手順であり、決定的な演出となっています。 現代に生まれ変わった新しいピアノトリックを、ぜひお楽しみください。

 さらに今号では、これまで取り扱う機会が少なかった「ストップ・カード」を取り上げています。 観客が配るのをストップしたところから観客のカードが現れる…単純明快であるがゆえに、これほど不思議なトリックもありません。 ギミックものを含め、研究され続けている人気テーマの1つではありますが、今回はマックス・カーツ考案の即席で演じられる手順を解説します。 カードマジック事典にも収録されているクラシックの名作ですが、読んだだけではピンとこなかったという方は、ぜひ参考にしてください。 その実用性と効果は、ゆうき氏が演じている姿をご覧になればお分かりいただけることでしょう。

 毎号好評の「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナーでは、「ミラクルコイン」を紹介しています。 考案者は故・三瓶米蔵氏です。海外で、コピー品が出回ってしまうほど世界に影響を及ぼした作品です。 単なるコインの貫通現象ではなく、貫通する瞬間が視覚的に分かる、というのが特徴の1つで、最近では演じる人をあまり見なくなりました。 ご存知なかった方は思わず欲しくなってしまうことでしょう。

 そして「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「リトルESP」を紹介します。 一組の中から観客が決定したカードがミニデックによって意外なかたちで予言されています。 タイトルにリトルと入っていますがいざ演じると観客は驚きを隠せずドキッとするでしょう。 強力なメンタルカードマジックをお楽しみください。

特集:カードパズルの知られざる傑作!

ロザリビル(Max Maven/ゆうきとも
マジシャンは観客の選んだカードを心を読んで当ててしまいます! 続いて今度は、観客自身が、自らの手でカードを当ててしまうのです!
ニューピーシーズトゥアンオールドパズル(Alex Elmsleyゆうきとも
マジシャンは、デックからエース、ジャック、クイーン、キングを全て取り出し、各スートごとに分けて4つの山を作ります(各山はA、J、Q、K)。 リーダーカードの位置を交換するだけで、全ての山は、同じ数字(フォーオブアカインド)に揃ってしまうのです!

特集:観客がストップした場所から!

オールド・メイド・ピアノ(こざわまさゆき/齋藤修三郎/ゆうきとも
マジシャンは、観客とババ抜きを行います。 なんと、マジシャンはババのカードを観客の手札に密かに移動させ勝利するのです!
ストップ・カード(Max Katz)
観客にデックを手渡し演者の手のひらにカードを1枚ずつ配っていってもらいます。 そして、自由なタイミングで配るのをやめてもらいます。 なんと、その場所から観客の選んだカードが現れるのです!

特集:ゆうきとものオススメ・マジック

ミラクルコイン

実践派のためのクイックマジック

リトルESP

この号で収録されている技法・用語

Max Maven、Alex Elmsley、こざわまさゆき、齋藤修三郎


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Last-modified: 2024-09-18 (水) 13:19:04 (442d)