mML第167号

【修得の難易度】★★〜★★★「古典名作コメディ『イレブンカード・トリック』と完全即席のフォーカード・プロダクションを学ぶ!」

 今月号は「古典名作コメディ『イレブンカード・トリック』と完全即席のフォーカード・プロダクションを学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

 まず始めにご紹介する「ライジングカード・ダブル」は、その名の通りライジングカードを2回連続で行うもので、コンセプトとしてはシンプルでありますが、実用的な構成という意味で非常に良く練られた作品です。 レギュラーデックで行うライジングカードのスライト的な難点を緩和させる巧妙な流れとなっています。 絶妙なシークエンスをお楽しみください。

 そして、今号のメイントリックの1つであるエドワード・ヴィクターの「イレブンカード・トリック」を取り扱います。 ゆうきとも氏自身もレパートリーにするのに時間を要したという「問題作」なだけあり、エンターテイメント性の高いコミカルなトリックながら、手法・演出の両面において演じるのが難しいプロットだといえます。 マスターすれば、クロースアップのみならずサロンスタイルのショーでも演じられます。 また、使用する2つの重要なカウント技法を詳しく解説しておりますので、合わせて習得いただきたいと思います。 難しいトリックとはいえ、mMLも167号まで来ましたので、ここらで難易度のやや高いものにも果敢にチャレンジいただければ幸いです。

 そして、後半は即席で演じられるトリック2点をご紹介します。 まず「カッティング・テン」は、完全即席で行える観客参加型のフォーカード・プロダクションです。 観客自身に分けてもらった4つの山のトップからフォーオブアカインドが出現します。 ランディ・ウェイクマンの「スペクテイター・オン・ステージ」(mML 87号)を基盤に、優れた演出が加えられアレンジされた大傑作です。 メソッドは大胆ではありますが実践的で、演出でカバーされていますので観客がタネにたどり着くことはありません。 全く何のセットもなしで、ここまでフェアにフォーカードを取り出せるトリックはそう多くはありません。 手軽で実用的、重宝さの点で究極と言える作品を是非、お楽しみください。

 そして、最後は変わり種「ビジターその前に」をご紹介します。 タイトル通りビジターの前座として行えるのが持ち味です。 とある変わった手法を採用しておりますので、マニア・研究家の方もお楽しみいただけるものと思います。

 毎号好評の「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナーでは、弊社の海外仕入れのベストセラー商品の1つでもある「ESPバッジ」を紹介しています。 ゆうきとも、mMLスタッフも満場一致でオススメのトリックです。  そして「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「パイプと結び目」を紹介しています。 こちらは、古典的なトリックではありますが、今では演じる人をあまり見なくなりました。 扱う素材を変えることでトリックの雰囲気が一変するので、道具を揃えて演じたくなることでしょう。

特集:何度足しても足りないカード!

ライジングカード・ダブル(ゆうきとも
マジシャンは観客2人が選んだカードを1枚ずつ順にデックからせり上げてみせるのです!
イレブンカード・トリック(Edward Victor)
マジシャンは「イレブンカード・トリック」を演じると宣言します。 観客に11枚を数えてもらい受け取りますが、あらためてマジシャンが数えると、なぜか10枚しかありません! 観客に新たに1枚を加えてもらいますが、やはり数えると10枚しかありません。 これを繰り返しますが…!?

特集:究極のフォーカード・プロダクション!

カッティング・テン(David Solomon/Allan Ackerman/ゆうきとも
ティング・テン ・  観客に指先の感覚で10枚のカードを取り上げてもらいます。 これを繰り返し、最終的に4つの山を作ります。 それぞれの山の枚数を確認すると残念ながら10枚前後、まちまちです。 しかし、それぞれの山のトップを表向きにすると10のカードが現れるのです!
ビジターその前に(ゆうきとも
4枚の10のカードの内、赤または黒のどちらの2枚を使うか観客に尋ねます(ここでは黒が選ばれたとする)。 選ばれなかった2枚はデックに戻します。 観客の選んだカードを手元の黒の10の間に挟むと消失します! そして消失したカードは、意外にも赤の10の間から現れるのです!

特集:ゆうきとものオススメ・マジック

ESPバッジ

特集:実践派のためのクイックマジック

パイプと結び目

この号で収録されている技法・用語

枚数を多く数えるカウント ∨膺瑤鯊燭数えるカウント

Edward Victor、David Solomon、Allan Ackerman


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Last-modified: 2021-05-07 (金) 21:13:14 (142d)