奇術探究 †
概要 †
monthly Magic Lessonが発売しているレクチャーノート・シリーズ。
『奇術探究 創刊号 〜水漏れと油漏れ〜』収録内容 †
- 水漏れと油漏れ(福田庸太)
- オイル&ウォーターに対する、あたらしいアプローチ。
ひねりの効いたクライマックスは、観客の記憶に残るでしょう。
- 漏水 〜a leak of water〜(ゆうきとも)
- 『水漏れと油漏れ』のゆうきともバージョン。
- 『水漏れと油漏れ』というプロットに関して(ゆうきとも)
- レイ・コスビーの手法のバリエーション(ゆうきとも)
- 流水
- 「水漏れと油漏れ」の純粋バージョン。すっきりしています。
- 【コラム】ご報告 〜いつも中間報告〜レイ・コスビーのオイル&ウォーターについて(河原木伸治)
- チャド・ロングの手順(エキストラなし)での最後の1枚の処理法(ゆうきとも)
- タイニー・オイル 〜油が少なめの場合〜(ゆうきとも)
- 『水漏れと油漏れ』のカード構成を変え、手順のスピードアップを図ったバリエーション。
- 遺漏 〜よりシンプルな漏水〜(ゆうきとも)
- 『水漏れと油漏れ』の、ノーエキストラ・バージョン。
『奇術探究 第2号 〜水と油〜』収録内容 †
- オイル&ビネガーと片倉雄一による変更点について(ゆうきとも)
- 現在のゆうきによる片倉プロット(ゆうきとも)
- 赤いカードと、黒いカードを3枚ずつ交互に混ぜますが、次の瞬間、綺麗に別れてしまいます。
今度は2枚ずつに減らしますが、いつの間にか交互に混ざってしまいます。
最後は、赤黒4枚ずつにしますが、誰もが予想できないクライマックスが待ち受けているのです!
20年以上かけて洗練された手順をお楽しみください!
- 片倉雄一の油と水(ゆうきとも)
- 赤いカードと黒いカードを3枚ずつ示します。次の瞬間、赤黒交互に混ざってしまいます!また一瞬で分離してしまいます!伝説となりました、『片倉タッチ』をお楽しみ下さい!
- アンチ・オイル&ウォーター「水と油を混ぜるには?」(矢田憲資)
- 3枚の赤いカードと、黒いカードが、目の前で交互に混ざっていきます!ある技法を使い、非常にビジュアルに仕上げています。
- 【コラム】「好奇心を誘う」(堀内大助)
- タイニー・ウォーター(野島伸幸)
- カードの裏模様を使った、オイル&ウォーターです。途中から、3枚だけで行い、最後は、カラーチェンジが2回起こります。
- 逃げ水 〜油少し多め〜(ゆうきとも)
- 小粋なクライマックスのついた、4段構成のオイル&ウォーターです。
特に、クライマックスのどんでん返しは必見です!
『奇術探究 第3号 〜赤と黒〜』収録内容 †
- フジカラー2008(考案:藤原邦恭、解説:ゆうきとも)
- 赤と黒のペアを5組作りますが、一瞬で分かれてしまいます。
完全にセルフワーキングで行えます!
- 【コラム】ハーフ・アスカニオという技法名に関する調査報告(石田隆信)
- シック・ウォーター〜50年後の水と油に進化は見られるのか?〜(ゆうきとも)
- エキストラ2枚使用したオイル&ウォーターの手順です。
立て続けにクライマックスが起こるビジュアルな構成になっています!
- Out of This World 〜史上最も有名なカードトリックを演じるための覚書〜(ゆうきとも)
- スタック・カル(橋本昌也)
- 複数枚のカードを同時にカルする方法です。
後で解説する手順意外にも、色々と応用が利きます。
- Change the world �機紛極楙嗣蕁法 全儺�2人、4枚のAと赤いカード10枚、黒いカード10枚使用〜
- マジシャンは赤いカードと黒いカード1枚ずつを裏向きでよく混ぜて、観客にどちらが赤でどちらが黒かを予想してもらいます。分けたカードを確認してみると全て観客の予想通りに赤と黒が分かれています!
- Change the world �供紛極楙嗣蕁法 全儺�2人、20枚のカードのみ使用〜
- 2人の観客にそれぞれ赤いカードと黒いカードが混ざったパケットを渡し、表を見ずにカードを分けてもらいますが、見事に色が分かれてしまいます!
- Change the world �供 �ゆうきともの手順〜
- 橋本昌也氏の方法のゆうきバージョン。カジュアルに演じられる2つの手順を紹介しています。
『奇術探究 第4号 〜即席と即興〜』収録内容 †
- ¥150 TRICK(こざわまさゆき)
- 100円玉と50円玉を使った不条理な変化現象。サイフにちょっと小銭があればいつでも行える捻りの効いたトリックです。
- 怠け者のスリーコイントリック(ゆうきとも)
- 全3段からなる交換現象です。3種類のコインが何度も入れ替わり、最後には一方の手にすべてのコインが移ります!30秒くらいで終わる、コンパクトで、ボリュームたっぷりな手順です。 コインはレギュラーで行えますので、サイフに小銭があればいつでも行えます。デヴィッド・ネイバーズの手法を見事に活用しています!
- 【コラム】インプロヴィゼーション(河原木伸治)
- 即席マジックの定義と、各マジシャンの解釈についてのコラム。マイケル・ウェバーや、マーチン・ガードナー等の意見を分かりやすくまとめた内容となっております。
- 伊達眼鏡(野島伸幸)
- 即席で伊達メガネを作る方法。事前の準備は一切無く、「一瞬レンズが消えた」印象を与える、変わったトリックです。
- ゆびきり(野島伸幸)
- 薬指の先が無くなり、また元に戻ります。他の方法と違い、手の平を見せた状態で行います。
- Gone with the Wind(Yuji村上)
- マジックペンに輪ゴムを2重に巻き付けますが、息を吹きかけるとはずれてしまいます。はずれる瞬間、マジシャンは輪ゴムに触っていないように見えるのがポイントです。
- Down To You(佐藤大輔)
- 1 枚のカードを選んでデックに返してもらった後、観客は適当な数字を決めます。その枚数分だけトップから配ると、観客のカードが現れます!上記の現象を、セット無しで行うことが出来ます。巧妙に仕組まれた策略をお楽しみ下さい。
- Jack In The Box(びっくり箱)(遠藤康宏)
- カードケースに入れたカードと、サイン付きの観客のカードが一瞬で入れ替わります!輪ゴムを使うことで、ビジュアルに仕上がっています。
- BMI Guess(齋藤修三郎)
- 観客のカットしたパケットの枚数と、同じ枚数のパケットを数え取ることが出来ます。
ウェイト・ゲスのバリエーションですが、原理をさらに応用して、余分な手続きを減らしています。原案を知っている方でも驚くでしょう。
『奇術探究 第5号 〜漏れた水の行方〜』収録内容 †
- 漏れた水の行方(ゆうきとも)
- 今号のテーマ「水漏れと油漏れ」に関する総括的な記事。このプロットに対する重要なポイント・着眼点に言及。
- 硬水 〜水漏れと油漏れ〜(野島伸幸)
- 「水漏れと油漏れ」に対する野島伸幸の方法。途中のオイル&ウォーターの手法自体にも信憑性を追求。
- インク漏れ(橋本昌也)
- 「水漏れと油漏れ」のノーエキストラ(純粋)バージョン。エキストラを使わずに、原案に負けない効果を保証!
- 軟水(流水2)(ゆうきとも)
- 同じく純粋バージョン。手順を大胆にカットして二段構成に。スピーディーですっきりとしてわかりやすく、覚えやすい手順。
- レッド・オア・ブラック(野島伸幸)
- 変化現象が連続する、シンプルなプロットのパケットトリック。予想を超えた鮮やかさ…ビジュアル度満点。
- フジカラーその前に(ゆうきとも)
- 「分離」でなく「混合」という逆現象に挑戦!本家「フジカラー2008」(本誌第3号掲載)の前段に演じます。
- オイル・オア・ウォーター 〜逃げた水の行方〜(ゆうきとも)
- 「逃げ水」(本誌第2号)の手法から「オイル&クイーン」的な 意外性のクライマックスに持ち込む、スムーズな流れの快作。
『奇術探究 第6号 〜即席と即興・再考〜』収録内容 †
- 菅原茂の「指を抜ける輪ゴム2」(考案:菅原茂、解説ゆうきとも)
- 天海賞受賞者でもある、日本を代表するクリエーターの1人、菅原 茂氏にご提供いただいた作品。
中指に二重に絡めた輪ゴムが、指を貫通してエスケープします。
同種現象の既存作品より、現象的には、よりオープンでクリーン、また手法的にも、より簡単で楽になっています。
輪ゴム1本あればどこでも演じられる傑作。
- 庄司タカヒトの「520円トリック」(考案:庄司タカヒト、解説ゆうきとも)
- マジシャンは、まず、「500円玉1枚と10円玉2枚」、合計520円を手の中に握ります。
そして、その中から、コインを1枚ずつ取り出しては、算数の問題と称して、残りの金額を尋ねていきます。
途中まではまともなのですが、次第に、「あり得ないコイン」が取り出されるなど、予想外の展開になっていき…
最終的には、爆笑のうちに演技を終わります。
庄司氏ならではのユニークなパフォーマンストリックです…なお、次項の関連コラムもご覧ください。
- 【コラム】「残りはいくら?」520円トリックに至るまで(ゆうきとも)
- 「上の「520円トリック」が誕生するまでのヒストリーや、作品分析等を綴った、充実した内容のコラム。
このトリックは、奇術探究・第4号でご紹介した、こざわまさゆき氏の「¥150 TRICK 」が、思いがけない形に進化して生まれた作品。
途中、佐伯 暢氏の改案を経て、庄司氏の作品に至る変遷の記述は、それぞれのマジシャンの思考形態が窺える面白い内容です。
加えて、作者の意図を深く探り出す鋭い分析、それに基づく効果的な見せ方の解説、さらに…
庄司氏の「裏演出」とでも言うべき、パフォーマーとしてのキャラクターを活かした絶妙で独特の演技法を紹介しています。
- Elastica(こざわまさゆき)
- 4枚のキングのパケットを輪ゴムで厳重に縛り上げた状態で、4枚のエースに変化させる…不可能に挑戦したトリック。
最初も最後もクリーンなので、信憑性の高い方法です。
なお、今号のテーマの1つが、「輪ゴムとデックのコンビネーション・ルーティン」です。
また、解説の中で、第4号での懸案事項であった、ある「輪ゴムのかけ方」の歴史的な位置づけにも触れています。
- Jack In The Box(びっくり箱)〜Yuji村上の手順〜(Yuji村上)
- カードケースとデックに輪ゴムをかけた状態で、ケースの中に入れた1枚のジャックが瞬間的にケースから飛び出して現れ、
代わりに、デックの中に混ぜた観客のカードが、ケースの中に飛び込んでいる…
遠藤康宏氏の「Jack In The Box(びっくり箱)」は、奇術探究・第4号の中でも、特に反響の大きかった作品です。
今回はそのバリエーションや発展型を3種類ご紹介していますが、これがその第一。
Yuji村上氏が、手法や演出にさらに工夫を凝らした、とっておきのアイデアを発表してくださいました。
- びっくり箱プラス(ゆうきとも)
- こちらはその第二、ゆうきともによる方法です。
遠藤氏の原案は、ストイックなまでのピュアリズムに貫かれており、構成としても大変美しいものです。
が、一方で技術的な「難所」があり、相応の練習や慣れが必要な部分がありました。
この作品では、「演じやすさ」を優先して、全体の構成を、よりトリッキーな形に変更されています。
「原案は、面白いんだけど、ちょっと大変」と思われていた方は、ぜひこちらを演じてみてください。
- びっくり箱プラス1(ゆうきとも)
- そして、「Jack In The Box(びっくり箱)」発展型の、第三の作品。
ここでは、現象自体に変更が加えられ、1枚のジャックではなく、4枚のジャックで行えるようになっています。
すなわち、「4枚のジャック」と「1枚の観客のカード」という、対比がはっきりした構造を作り出すことにより、
現象もより分かりやすくなった上、手続きも簡略化され、ストーリー的にもスッキリした形になりました。
- 吉田篤志の「OTEMOTO-illusion」(考案:吉田篤志、解説:野島伸幸)
- 良くある手品かと思いきや、意外な展開を見せる…ある意味、マジシャン相手に演じたほうが驚かれるトリックです。
紙幣に、カバーとして割り箸の箸袋をあてがい、折りたたんで、中央を、割り箸で一刺しします!
突き刺さった状態をよく示した後、箸を抜き去り、広げて、紙幣を擦ると…なんと、穴がふさがります。
ここまでは見慣れた展開(一般の人には、これだけでも十分不思議ですが)ですが、最後に、とんでもないことが起こります…
なんと、カバーに使った箸袋の穴までふさがってしまい、紙幣・箸袋の両者が完全復活してしまうのです!
居酒屋などで、本当にその場にある物だけで、何の準備も無く演じられる、超実用的トリックです。
- NLR(ノジマ式・リンキング・ラバーバンド)(野島伸幸)
- 何の仕掛けもない2本の輪ゴムが、目の前で繋がって、また外れます。
有名な、ダン・ハーラン氏の「輪ゴムのリンキング」を、より大胆な演じ方に改良。
従来必要だった事前の秘密操作を、なんと手順の中に組み込み、観客が注視している状態で行えるようにしました。
もう、ミスディレクションをかけて隙を作ってゴニョゴニョ…という「準備段階」は要りません。
クリーンに、公明正大に演技を始めることが出来ます。
(「SLR」という商品に添付して発表したアイデアですが、より詳しい図解入りで解説しています)
『奇術探究 第7号 〜コレクター〜』収録内容 †
- セカンドハンド・コレクター(ゆうきとも)
- 3人の観客に1枚ずつカードを覚えてもらい、デックの中に戻して混ぜます。
あらかじめ取り出しておいた4枚のキングをデックのトップに乗せて、おまじないをかけます。
デックのトップからカードを配っていくと、なんと4枚のキングの間に、3枚のカードが挟まっており、それが先ほど覚えてもらった3人のカードなのです。
- Convincing Slop Shuffle(橋本昌也)
- 「スロップ・シャッフル」に、より錯覚を強めるための一工夫。
- Slop Collectors(橋本昌也)
- 3人の観客に覚えてもらったカードを戻したデックを、裏表ぐちゃぐちゃに混ぜながら、その中に4枚のエースもばらばらに差し込んで揃えます。
おまじないをかけると、カードの向きが裏向きに揃っており、中央で4枚のエースだけが表向きになっています!
さらに、4枚のエースは3枚の裏向きのカードを挟んでおり、それが観客3人のカードなのです!
- 【コラム】最近の「コレクター」の傾向について(石田隆信)
- 研究家・石田隆信氏による「コレクター」の変遷についてのコラム。
- テクニカラー・コレクター 石田バージョン(石田隆信)
- 青裏デックを観客によくシャフルさせ、3人に1枚ずつカードを取らせます。
ポケットより取り出した赤裏の4枚のエースにより、その後、デックのトップでコレクター現象が起こります。
- ラバーハント(ゆうきとも)
- 観客の覚えた1枚のカードがデックに戻され、さらに輪ゴムが二重にかけられます。
2枚のキングを裏向きで輪ゴムにかけ、デックを卓上に落とすと、3枚のカードが輪ゴムに留められた状態で飛び出します。
両側のカードを表向きにするとキングであり、中央に挟まれているのが観客のカードです。
- ラバーハント・コレクター(ゆうきとも)
- 上記「ラバーハント」の拡張版。
輪ゴムにかけられたデックの中から、4枚のキングが観客のカード3枚を挟みこんだ状態で飛び出します。
- クイックサンド(野島伸幸)
- 観客にカードを1枚選んでもらいます。デックを弾いて観客にストップをかけてもらい、そこにジョーカー2枚を半分ほど差し込みます。
おまじないをかけてからジョーカーを引き抜くと、1枚のカードを挟んでいます。これが、観客の覚えたカードです。
- コレクテッド!(野島伸幸)
- 4枚のAの中から、観客に1枚選んでもらい、デックに戻します。
2枚のジョーカーにおまじないをかけると、間から1枚裏向きのカードが現れます。
これが観客の選んだカードです。これで終わりかと思いきや、目の前で2枚のジョーカーが突然3枚のカードに挟まれます。
その挟んでいるカードが、残りのAなのです。
- シングルコレクション(南部信昭)
- マジシャンは「2枚のジョーカーで1枚のカードを挟んで捕まえるマジック」をしようとしますが…
なぜか、2枚のジョーカーは、いつの間にか4枚のキングに変化しています。
そこでマジシャンは、その4枚のキングをデックの上に乗せて、1枚ずつ、次々と消してしまいます。
デックを広げると、消えた4枚のキング中央に表向きに現れています。
キングの間に3枚のカードが挟まれています。
その3枚を見てみると…これが、「2枚のジョーカーに挟まれた観客のカード」なのです。
『奇術探究 第8号 〜セルフワーキングトリック〜』収録内容 †
- トリプル・ツインズ(ゆうきとも)
- 3人の観客が自由に選んだ場所に、それぞれ1枚ずつ表向きのカードを挟みます。
すると…3ヶ所とも、その隣からメイトカードが現れるのです!
名作「ジェミニ・ツインズ」のバリエーションで、現れるメイトの数を2組から3組に増やしています。
本来2組までしか上手くいかない流れを、自然で合理的な動作で拡張。
演出的な「差の作り方」を含めて、実際に演じている手順を詳細に解説しています。
- ミニトラ全自動盤(野島伸幸)
- 10枚程度のパケットで行う、ユニークなハンドリングのトライアンフ現象です。
以前に発表した作品の改良版。
今回は全くテクニックが不要となり、また、信憑性を高める工夫も追加されています。
なにより圧倒的に手順が覚えやすくなったところが、実用性を高めています。
- The Catcher in the Lie(齋藤修三郎)
- カードマジックとしては異色の現象で、マジシャンが「観客の嘘を見破る」という作品です。
シャッフルされたデックから、数人の観客に2枚ずつカードを渡します。
カードの色に関して、まず1枚目は嘘を言ってもらい、「嘘をついた時の癖」などのデータを取ります。
2枚目は、嘘でも本当でも自由に好きなように言ってもらいますが、マジシャンはその真偽を的確に言い当てます。
観客とのやりとりが楽しめる、パフォーマンスバリューの高い作品。
補足情報や様々なアイデアを含めて解説しています。
- セルフオーダー(南部信昭)
- デックから抜き出した13枚のハートのカード。
表を見せて順番がバラバラであることを示した直後に、A〜Kまで順番通りに整列してしまいます。
簡単で、一般ウケするトリック。
- アンダーダウン・ミラクル(石田隆信)
- 観客に1枚のカードを選んでもらい、数枚の束に戻してもらいます。
これを特別な方法で好きなだけ混ぜてもらいます。
トップカードをめくって、その数字の枚数目を見ると、それが観客のカードです。
野島伸幸の「没ネタ」を拾い上げて、見事に実用的な作品へと仕立て上げました。
研究し尽くされたかに見えたアンダーダウンの世界に、新しい着眼点を導入した快作です。
- カミキリシンパシー(野島伸幸)
- 正方形の紙を小さく折って2つに切りますが、その前にどちらの紙片が良いか選んで×印を付けてもらいます。
それぞれの紙片を広げてみると、なんと、それぞれが印の通りの形になっているのです!
この現象、ユニークすぎて、ちょっと文章では説明しきれません。
ぜひ、冊子を読んで、実際に試してみてください。
- 本日限定のマジック(ゆうきとも)
- 観客が自由な選択をして、それに基づき3枚のカードが選び出されます。
その3枚の数字を合計すると…ビンゴ!なんと、本日の日付となっています。
「本日だけしか演じられない特別なマジック」という触れ込みで興味を引く、優れた「ツカミ」の演出。
そして、背後にある原理がまた素晴らしく、応用も利きますので研究しがいのあるトリックになっています。
観客が自由な選択をして、それに基づき3枚のカードが選び出されます。
その3枚の数字を合計すると…ビンゴ!なんと、本日の日付となっています。
「本日だけしか演じられない特別なマジック」という触れ込みで興味を引く、優れた「ツカミ」の演出。
そして、背後にある原理がまた素晴らしく、応用も利きますので研究しがいのあるトリックになっています。
『奇術探究 第9号 〜フォー・オブ・ア・カインド〜』収録内容 †
- 蜃気楼 〜「はまぐり」のバリエーション〜(佐藤喜義)
- 4枚のエースの表が1枚ずつ裏模様になり、4枚とも両面が「裏面」のカードができ上がります。
しかし、おまじないをかけると、今度は4枚の「表」が真っ白になります。
最後にもう一度おまじないをかけると、再び4枚のエースに戻ります。
今回「The Amazing Sally(アメージングサリー)」の佐藤喜義氏が「探究」初寄稿。
フィル・ゴールドスティン氏の「はまぐり」(Back Ordered、別名「表と裏」)に基づくバリエーション作品です。
原案で使われていなかった面を活かして鮮やかな現象を加え、よりパフォーマンスバリューの高いトリックに仕上げました。
あの「タウンゼンド・オペックカウント」も紹介・説明しています。
解説は佐藤大輔。
- シジミ(江花嵩幹)
- 4枚のエースのフェイスが1枚ずつ消えていきますが、最後に一瞬で4枚とも元に戻ります。
上記、佐藤喜義氏の「蜃気楼」に基づくバリエーション作品。
しかし、バリエーションというよりも、別作品と言った方が適切でしょう。
ひょんなことから「原案」とは違う現象となり、よりシンプルな形となりました。
江花嵩幹(えはな・たかもと)氏も本誌初参加です。
- シジミのレシピ(ゆうきとも)
- 上記、江花氏の「シジミ」のハンドリングを高く評価したゆうきとも氏が、その応用手順を構築。
フォアエースと4枚のブランクカードを使った「リセット」的な現象に仕立て上げました。
「カラーチェンジ」のバリエーション・ハンドリングも必見、要チェックです。
- フォーアヘッド・オープナー(野島伸幸)
- 2枚のジョーカーの間から順に1枚ずつエースが現れていき…最後の4枚目は意外な形で出現します。
自身の作品「スリーアヘッド・オープナー」(DVD Idea Collection〈アイデア・コレクション〉収録)のセルフ・バリエーション。
ゆうきとも氏とのディスカッションを経て構成されたものです。
両者を比較されると面白いと思います。
最後はフォアエースのみが残るので、オープナーとしては最適。
現象的にも意外性がある好作品です(荒井晋一氏などに先例がある現象ですが)。
- フォーカードカーニバル(野島伸幸)
- 16枚のカードを、観客の意思によって4つの山に配り分けます。
それぞれの山の表を見ると、全てフォー・オブ・ア・カインド(同数字の4枚)に分かれています。
「セルフワーキング・トリック」です。
誰でも簡単に行えて、結構派手な現象が起こりますので、とても実用的です。
- ツイスティング・ジ・エーセスに関する演出のアイデア(ゆうきとも)
- ゆうきとも氏があたためていた「ツイスティング・ジ・エーセス」関連のアイデアを大放出。
一連の手順としてご紹介いたします。
楽しく演出するためのギャグや、また現象を分かりやすく提示するためのアイデアなど。
あなたの「ツイスティング・ジ・エーセス」が、これで変わります。
- ツイストレンジャーS(南部信昭)
- デックから4枚のカードを取り上げ、そのパケットで「ツイスト現象」を起こしていきます。
裏向きのパケットの中で、ハートの4・3・2・Aが順に表向きになっていきます。
最終的にエースが表向きになったところで、残りの3枚を表向きにすると…
全てエースのカードになっていて、フォーエースが揃います。
「縦糸と横糸」の概念を交錯させることで、全く異なった「もの」に変化したように見せる…
「マキシ・ツイスト」に似た、ツイスト現象に変化のクライマックスという展開です。
ハンドリング的にもユニークな手法が使われていますので、ご研究ください。
- 4と9(南部信昭)
- マジシャンは、7枚のカードを裏向きに横一列に並べます。
右から4枚を取り上げて示すと、4枚の4です。
並べ直して、今度は左から4枚を取り上げて示すと、4枚の9です。
奇妙なことに、真ん中の1枚は「4でも9でもある」ということになりますが…はたして、その正体は?
奇妙な味のある、おかしなトリック。
「基本手順」に加え、カードが立て続けに分裂・変化する「発展手順」も収録しています。
関連リンク †