【エルスドンの快作！】ルービック・プレディクテッド（Rubik Predicted by Mark Elsdon and Alakazam Magic）～キューブを使わないキューブトリック！～ [monthly Magic Lesson Shoppers]

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ルービックキューブを使わないルービックキューブマジック！？

今注目のマーク・エルスドンが送る、大胆にして頭脳的な予言！

マジシャンは20枚弱の「ルービックキューブトレーニング用カード」を取り出します。
競技や練習で、ランダムなパターンを多量に必要とするときに、実際にキューブを
混ぜるより早い、という目的で作られた、乱数表のようなカード、と説明します。
表面に、ルービックキューブの「１面」のパターンが描かれていますが、
このパターンはカードごとに異なります。
このカードを観客にシャッフルしてもらい、カットしてもらってその場所のカードを
出します。
選ばれた「１面のパターン」が、あらかじめ出されていた「予言の封筒」の中の写真と、
完全に一致します！
予言は全く１枚の写真で、封筒もろとも、存分に調べてもらうことができます。

今、注目のメンタリスト、マーク・エルスドン氏が考案した、「キューブレス・キューブトリック」です。
マジックの場合、素材的にどうしてもカードに偏りがちですが、観客側からすると飽きてしまい食傷気味になるもの。
エルスドン氏も、注目を集めるために、何か風変わりなテーマを、と考え、ルービックキューブを題材にしたマジックを
演じたいと思ったものの、とはいえ立体のキューブを持ち歩くのはちょっと…ということで考え出したトリックだそうです。
本人は「財布に入るキューブトリック」と言っていますが、実際の商品では、氏が実演に使っているものより
予言の写真が大きくなっていて、その分、見栄えは良くなっていますが、残念ながら財布には入れづらくなっています。
（約10センチ角の写真が添付されています。）
もちろん、ただの写真ですから、自前で予言を作り直せば財布に入れられるサイズにもできるでしょう。

実態としては「カードマジック」なのですが、イメージとしては「キューブトリック」ということで、
「カードマジック」とはだいぶ印象が異なります。
観客を飽きさせないという点では、氏の作戦は成功でしょう。
なおかつ、キューブのデザインだからこそ成立する独自の興味深いトリックを構築しており、その意味では
本質的にキューブトリックだともいえます。
ちょっと頭の良いトリックで、感心しました。

特殊なキューブ「トレーニング用」カード（16枚）が添付されています。
このようなものが実際に存在するわけではなく、エルスドンが演出上「でっちあげた」もののようですが、
さすがメンタリストだからか、説明に妙にリアリティがあって、本当にそういうカードが実在するのかと思ってしまいました。
素材として美麗かつ扱いやすく作られていて、とてもいい仕事をしています。

カードは、ラフ＆スムースとか、ロング＆ショートの類ではありません。
マジシャンが見てもナチュラルです。

そのほか、予言の写真、それを入れる封筒などが一式セットになっています。