【実用新アイデア！】チョップグラス（Chop Glass by Alan Hudson and World Magic Shop）〜カバーすればチョップカップ化、完了！〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]

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普通のワイングラスに布のカバーを被せれば、簡単に…！

チョップカップの手順が演じられるようになるスグレモノ！

「カップ＆ボール」、とりわけ「チョップカップ」を愛する方に、またひとつ新たなアイデア、新たな商品をお届けします。
このチョップグラスは、普通の、その場にあるワイングラスを使って、チョップカップを演じようというものです。
透明なまま行うというマニアックな話ではなく、布を被せてカバーをする、という発想。
これで「即席の」不透明なカップが作られ、伝統的な（すなわち由緒正しい、「折り紙つき」の）手順が演じられます。

もちろん、ただ普通の布でカバーをしただけでは、チョップカップにはなりません。
被せるだけで「チョップカップ」の機能を持たせられる特製の「専用カバー」がついてきます。
そもそも普通でない布ですから、それを、あなたはただ「被せるだけ」です！

これには、いくつかの利点があります。

まず第一に携帯性。
カップ＆ボールのカップを日々持ち歩くというのは、なかなか大変です。
かさばりますからね。
もちろん、決まった場でしか演じないバーマジシャンのような方なら、現場に置いておけばよいのでしょうが。
一般の方や、出張型のプロの方などは、結構面倒ですよね。
持っていくのが億劫で、結局レパートリーから消えてしまう、なんてことになります。

その点、これは、「コンパクトな布製のカバー」と「２個のニットボール」だけ持って歩けばいいのです。
ハンカチレベルですから、ポケットにも入ります。
もちろん、演じる現場の手近に「ワイングラス」があるのが前提ですが、これは結構、どこにでもあるのでは？
飲食店やバーなどはもちろんですが、どなたかのご家庭でも、あるいは事務所・会館などでも。
職場にすら「探せばある」方も多いでしょう（弊社にもありましたよ）。

逆に言えばチョップカップは、これまでは「やる気満々で」準備し、かなり「気合を入れて」持ち歩き、そして、
「最初からショーの演技プラン、メニューにきちんと入れて」行うマジック、といった位置付けでしたが。
これからは、思い立ったときに「ちょちょい」と手軽に演じられるものになるわけです。
この「チョップグラス」の用具があれば。
（最終的に「大きなもの」を出現させる場合も、その場にあるもので工夫されると「演技的にも」良いと思います。）

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もう一面の利点は、自然さとクリーンさ。
金属製のチョップカップの用具には、もちろん重厚感とか雰囲気とか別の利点があるのは重々承知しています。
「手品用にわざわざ用意した道具」というのが利点に働くケースも、もちろんあるにはあるのです。
ですが、もうちょっと軽く、自然な道具で演じたい、というニーズのほうが、最近は大きいような気がします。

その場にあるワイングラスを使って、「中が見えないように」ちょっと布でカバーする。
このほうが、特別なカップを使用するよりも、いくばくか自然です。
何より「普通にあるもの」をベースにしているため、タネ・仕掛けを感じさせません。
（透明なグラスを使用していることも、この点に寄与しているでしょう。）
トータルとして怪しさを軽減できているために、知らない人にはより不思議に見えるでしょう。

この形状にしたことで可能となったユニークな見せ方。
たとえば、大ボール（レモンなど）をクライマックス用にロードしたとします。
普通はカップを持ち上げて現象を示すのですが、これは、そのまま布をずらすと、中に入っているのが見えます。
伏せて密封した状態のままで、入っているのが示せる…これは今までにない、ユニークな「現象の示し方」です。
奇妙な、ゾクっとした感覚があるのは、私だけでしょうか？
この考え方は結構面白いと思います…いろいろと研究したくなる部分です。

布製のカバーは、縫製により、しっかりと作られています。
伸縮性のある布を使い、「透けないように」（実際はトリック的な都合もあります）二重にしてあります。
しかもデザイン的な工夫により、観客に手渡してもタネを感じさせない作りになっている点は感心しました。
トリックのある布、トリックのあるボールを使用してはいますが、実際上、すべての用具が手渡し可能です。
しかも「外してしまっている」点において、通常のチョップカップより手渡し度は上がっています。
（もちろん手順によりますが、「通常」はカップとギミックボールを同時に渡すのは危険です）

チョップカップの進化形。
ぜひお試しください。