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マジシャンの手に描いた×印が忽然と消えて、なんと…！

驚愕必至の体感現象、戦慄級のインパクトを持つトリックです！






これは、驚くべきトリックです。

観客の1人に、手を前に出してもらい、指を閉じて拳にしておいてもらいます。
マーカーペン（シャーピー）を取り出し、マジシャンは「自分の手のひら」の中央に、小さく×印を描きます。
（おそらく観客は「え、なんでそんなところに描いちゃうの？」と思うでしょうが…）
そして、マジシャンも、その手を拳に握ります。

何らかのマジカルジェスチャー（おまじない）をかけた後、マジシャンが、ゆっくりと手を開くと…
なんと、先ほど描いた×印は、幻のように消え去っています！
重要な点として、観客は、先ほど、ペンで描かれた印を間違いなく目撃しています。
そして、その後のマジシャンの動作には、まったく怪しいところはないのです。
こすったり、拭い去ったりするような動作は、何もしていません。
単に手を閉じて、また開いただけです。
にもかかわらず、×印は完全に消え去っています。

観客は、キツネにつままれるでしょう。
しかし、それだけではありません。

マジシャンは、観客に、手を開くように言います。
ここで初めて、観客の頭の中に「まさか！？」という思いがよぎるはずです。
そうです。
観客が手を開いて、手のひらを見てみると、なんと！
そこには、消えた×印が、しっかりと現れているではありませんか！

現象は、ここでおしまいです。
その後、観客は、その×印を消そうとするでしょうが、消えません…
シャーピーのインクで描かれているからです。
演者は「心配しないように」言います…毒もなく安全なインクで、石鹸で洗えば取れますよ、と。




結果的には観客の手にペンで印を描いてしまったのと同じことになりますので、
ある程度、「演じる場所」や「演じる相手」を選ぶマジックである気はします。
ただ、その上で、実際にこのマジックを演じられたら、驚きで、観客の思考は
すべて吹っ飛んでしまうのでは…？

それほどのインパクトがあるマジックです。
一時期「観客参加型」というタームがもてはやされましたが（もちろん今でも
重要なキーワードの1つではありますが）、これは、その比ではありません。
「参加」どころか、観客自身の「身体の一部」に、奇現象が起こってしまうわけです。
おそらく、一生忘れないほどのインパクトでしょう…強烈です。

「ダブルクロス」の裏側の秘密は、手法として悪魔的に巧妙です。
そしてさらに重要なこととして、実用的です。
用具は、特製の「シャーピー」、そこに「一体型」で全て内蔵されています。
余分な道具を持ち歩く必要はありません。
それだけで、常に準備は整っていて、余分な操作なく、いつでも演じられます。
ペンをポケットに入れておく、それだけの用意で、一晩中でも演じられるのです。

技術的に難しくはありません。
観客よりも格段に「アヘッド」（先に行っている）な構成なので、観客は、
マジシャンがそもそも観客に近づいたり触れたりしたことすら忘れているはずです。
（そうです、実際にはそうしないとこの現象は起こせませんからね。）

他のマジックとは明らかに印象の異なる独特のエフェクト。
リセットの必要もなく、囲まれても演じられる。
テーブルホッピングをするマジシャンの「夢」ともいえる理想的なマジックです。




解説は、オンライン動画をご覧いただく形です。
英語版ですが、映像で十分理解できる内容です。

一味も二味も違うマジックを演じたい方に。
強烈なインパクトを持つプロ仕様のトリックです。