【秘密のディバイス！】インサイト（Insight by Tom Elderfield）〜観客のカードをズバリ！〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]

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シンプルな「ピーク・ディバイス」で観客のカードも百発百中！

カーディシャン・メンタリストの夢を実現させる秘密兵器です！

いかさまギャンブラーは、相手の手の内や、これから配られるカードが何か、といった情報をひそかに知ろうとします。
知っているはずのない情報を知っていれば、当然、それだけカードゲームで優位に立てるからです。
しかしながら、それを知ることはもちろん簡単ではありませんし、完璧な方法というのはこれまでに見つかっていないはず。
未知のカードを特定する、裏向きのカードが何であるかを知る、そのための自然でスムーズな方法を…
彼らは絶えず捜し求めています。

Tom Elderfield氏が編み出した方法は、それに一歩近づくものではないでしょうか。
とても実用的で有効な「ピーク・ディバイス」。
シンプルなアイデアですが、これを活用すれば、必要なときに特定のカードの情報を知ることが可能です。

インサイト。
実践派のためのギミックです。

たとえば観客が選んだカードを示して覚えてもらう…その段階でマジシャンは、既にそれが何であるか分かってしまいます。
引いてもらう必要すらなく、デックを弾いて「ピーク」させたカードを当てることもできます。

もちろん、フォースではありません。
完全にフリーチョイスで選ばれたカードを知ることができる方法です。

マークトデックでもありません。
デック自体は、完全にレギュラーです。
デックに余分なものを付け足すようなことも一切なく、観客に思う存分調べてもらっても何もありません。

ある秘密のギミックを使用していますが、手に隠し持ったりはしません。
マジシャンが手にしているのはデックだけですので、見た目にクリーンですし、また、演技も楽です。
デックや手自体に何らかの仕掛けをするものではありません。

またこのアイデアが実用的なのは、道具を「余分に持ち歩く」必要がないため、手軽だということ。
ちょっとした準備をしておくのですが、一度セッティングしてしまえばＯＫで、以降、面倒はありません。
毎回何かを用意したりセットしたりという必要はないのです。
常にそこにギミックがあり、いざというときに使えるように常時スタンバっている状況です。
もちろん、通常のマジックを演じる上で、邪魔にはなりません。

また、この手のギミックは角度の調節が重要なのですが、それが極めて簡便に、合理的に行えるシステムです。
最初は練習が多少必要と思いますが、慣れれば、さほど難しいものではありません。

このギミックを、周到・精緻な手順の中に組み込んで活かすこともできますが、それよりもむしろ、
即興性の高い、融通無碍のパフォーマンスを目指している方に、特に使い勝手が良いのではないでしょうか。
なにしろ、選ばれたカードを簡単に知ることができるわけですから、心を読んで言い当てるも、
思う存分シャッフルしてもらって、その中から探し出すも、自由自在。

シンプル・イズ・ベストで、単純なカード当てに使うのが最も効果的なように思います。
また、コントロールして当てるマジックの場合も、とりあえず保険として「知っておく」ということも可能です。
また、事故が起きてしまった時の事後対応にも活用できるでしょう。
このギミックが常にそこにあっていつでも使える、という状況は、演技に安心をもたらします。

ギャンブラーからメンタリストまで、カードを扱う方はどなたも、ぜひご活用いただければと思います。