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２つの小さな懐中時計を使った、不思議な「時間の一致」現象！

観客参加型。コンパクトな用具で大きな効果、プロタッチです！



時間をテーマに、ミステリアスな「偶然の一致」が起こる…魅惑のイフェクト。
クロースアップからサロン、見せようによってはステージでも使えるトリックです。

電池がなくて止まってしまった、小さな古いアナログの懐中時計。 同型のペアウォッチ２個を示します。 既に時を刻んではいませんが、竜頭を引いて回せば、針が動きます。 怪しい物でないことを、動かして確認してもらうことができます。 男女の観客に協力してもらいます。 まずは男性の観客。 時計を１つ手渡し、触って確認してもらってから、文字盤が見えないように伏せてもらいます。 そして、竜頭を好きなだけ回し、好きなところで止めて、竜頭を押し込んでもらいます。 これは、偶然によって、ある特定の時刻がランダムに設定されたことになります。 ここまで、全ての動作は、観客の手で行なわれます。 その時計は、伏せたままでいったんテーブルに置きます。 続いて、もう一方の時計を手渡し、女性の観客にも同じことを行ってもらいます。 最後に、２つの時計を、それぞれ取り上げてもらい、文字盤を上に向けてもらいます。 両者の時刻を確認してもらうと、なんと！ その指し示す時刻は、寸分たがわず、完全に一致しているのです。

道具を観客に手渡して、実際に思う存分いじって確認してもらうことができます。
演技の前にも、あとにも、自由にあらため可能です。
竜頭を回しても特定の時間で動かなくなるとか…
竜頭を押し込むと時間が変わるとか…
そういったおかしなことは一切ありません。

２人が偶然に設定した時間が一致するというのは、じつに「意味ありげ」で、現象自体に魅力があります。
カップルの観客に対してはロマンティックな演出が可能で、とても印象深いパフォーマンスとなります。

時計はコイン大ほどのコンパクトさで、ポケットに入れておけば、いつでも演じられます。
それでいて効果は絶大なのですから、まさにプロタッチの実用性を持ったトリックです。
演技終了時に、既に次の演技のための準備はできていますので、テーブルホッピング等のプロユースにも最適。
ちなみに、一致する時刻は毎回異なります。




ある意味、とても原始的な方法論なのですが、手順としてはなかなか巧妙。
実践的です。

カードマジックやコインマジックばかりで、演目がパターン化しがちな方に。
そういった「記号化」されたアイテムには「もう飽き飽きだ！」という方も多いと思いますが…
あなたがそう思う以上に、あなたの観客のほうがより一層そう思っているはず。
観客を飽きさせないための「変化球」としてのレパートリーに最適です。

解説ＤＶＤで、やり方を詳細に解説しています。
複合型の手順など、応用も紹介。

ぜひ、ご研究ください。




・時計用具：一式
・演技・解説ＤＶＤ（英語版ですが映像で十分理解できる内容です）

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選らぶ！そして？

The Essential（ジ・エッセンシャル） by 北原禎人