mML第91号

【修得の難易度】★☆〜★★古典の名作「クリスト・エーセス」を学びおまじないの効用を考察する!

 今月号では、「古典エーストリック『クリスト・エーセス』を学び、おまじないの効用について考察する!」と題しまして、計3手順とトークレクチャーを収録しております。

 「クリスト・エーセス」は数あるエーストリックのプロットの中でも、有名なものの1つに数えられてきました。4枚のエースを公明正大にデックの中に混ぜていく説得力あるハンドリング、そしてそれを1枚ずつ取り出してみせるという鮮やかなエフェクトは、多くのマジシャンを魅了してきました。ぜひとも習得していただきたい手順です。

 また、トークレクチャーでは、普段あまり意識せずに行っている方も多いと思われる「おまじないをかける」という行為について、考察を展開しています。また、おまじないをかけることによって現象を増やすという特殊な使い方も紹介しておりますので、あらためてその意義について考え直す良い機会になると思います。

特集:説得力ある構成の古典エーストリック!

クリスト・エーセス(Henry Christ)
一組を4つの山に分け、4枚のエースを1枚ずつ公明正大に混ぜ入れながら一組を集めていきます。 マジシャンは、この状態から4枚のエースを1枚ずつ異なる方法で取り出してみせます!
ファイブ・ナイン・キング(Martin Gardner)
デックを3つに分けてもらい、そのうち1つの山から自由に1枚のカードを引いてもらいます。 そのカードの数字に従って3つの山のカードを配ったり、他に振り分けたりする操作を行ってもらいます。 全て終わってから、各山のトップカードをめくると、なんと最初に引いたカードと同じ数字の3枚が現れて、フォーカードが揃うのです!

特集:イメージを読み取る透視術!

バーノンのマガジンテスト(Dai Vernon
観客に雑誌の中から適当にページを選んでもらいます。 マジシャンは、そのページを見ずに写真の内容や書いてある単語などを見事に当ててみせます!

特集:トークレクチャー

おまじないの効用について
今回は、その意義について見過ごされがちな「おまじない」の効用について、その定義、機能、動作の種類から、現象に適したおまじないについてまで、さらにはおまじないの特殊な使用例についても、多くの例を交えながら、深く掘り下げていきます。

付録:ボーナス映像(パフォーマンスのみ)

シングルコレクション
毎回意外な展開が巻き起こるコレクター現象。弊社刊行「奇術探究」第7号に所収の作品を、ライブ演技で紹介しています。

この号で収録されている技法・用語

クリフ・グリーンのリバース、ドリブロケーション、クリスト・エーセス、おまじない

Henry Christ、Martin Gardner、Dai Vernon、Cliff Green、Joshua Jay


トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2013-02-07 (木) 12:41:02 (4095d)