mML第73号 †
【修得の難易度】★☆〜★★☆説得力のあるディスプレイで魅せる2枚の交換・変化現象『ビー・オネスト』を学ぶ!
今月号では、「説得力のあるディスプレイで魅せる2枚の交換・変化現象『ビー・オネスト』を学ぶ!」と題しまして、計5手順をご紹介いたします 。
「ビー・オネスト」は、「自分がずっと持っていたはずのカードが変わる」と観客に思わせることができる非常にインパクトの強いマジックで、プロ マジシャンもレパートリーにするほど愛されている作品です。
そのほか、古くからある原理を非常に巧妙に使うことで、矢継ぎ早に起こるクライマックスを強烈に演出する「ワット&ウェア・テスト」や、バラエ ティに富んだ一致現象をテンポ良く起こすことができる、演じていて楽しい作品「アル・リーチのトリプル・コインシデンス」なども解説しております 。
特集:2人はいつも相性バッチリ!? †
- ワット&ウェア・テスト(Brother John Hamman)
- マジシャンは、カードの表を部分的に隠しながら見せていき、何のカードか観客に推測してもらいます。
次に、そのうち4枚を「奇数」と「偶数」のカード2枚ずつに分け、それぞれが「どこにあるか」推測してもらいます。
しかし、全てのカードが思いがけない場所から現れ、最後にはなんと特別なカードまで現れるのです!
- 相性テスト(ゆうきとも)
- マジシャンは、観客との相性を調べるため、お互いに1枚ずつカードを選んでデックに戻します。
デックをシャフルしたり、カットしたりしますが、選んだ2枚は最も相性の良い場所、つまり隣り合った状態で現れるのです!
特集:観客の指先で起こる奇跡! †
- ビー・オネスト(Eddie Fechter)
- マジシャンは2枚の黒いエースを示した後、一方を観客の指先に預けます。
おまじないをかけると、2枚が入れ替わってしまいます!
再びそれぞれ1枚ずつ持った状態で、もう一度入れ替わるかと思いきや、観客の指先にあるカードは、なんとジョーカーに変わっています!
そして、マジシャンが持っているもう1枚も、いつの間にかジョーカーに変わっているのです!
- エクスパンション・オブ・テクスチュア(Dai Vernon/Francis Carlyle/Joachim Solberg)
- 銀貨と銅貨をハンカチに包みます。
そのうち1枚がハンカチから抜け出てきて、さらにハンカチ内に残っている方と一瞬で入れ替わります!
今度は1枚だけをハンカチに包んで観客に持ってもらいます。
もう1枚がマジシャンの手から消えて、なんと観客が持っているハンカチの中へと飛び込むのです!
特集:多彩な現象でペアが連続出現! †
- アル・リーチのトリプル・コインシデンス(AL Leech)
- マジシャンは、偶然選ばれたカードとメイトになるカードを次々と出現させていきます!
この号で収録されている技法・用語 †
Brother John Hamman、Eddie Fechter、Dai Vernon、Francis Carlyle、Al Leech