mML第52号

【修得の難易度】★☆〜★★ワンランク上の表現で魅せるカードマジックにチャレンジする!

 今月号では、「ワンランク上の表現で魅せるカードマジックにチャレンジする!」と題しまして、5種類のカードマジックと、数理トリックの名作を1つご紹介いたします。

今回は、演出上の表現が工夫された作品がメインになっております。例えば「サインド・カード」は、「タイムトラベル」をテーマに、最初に伏せておくカードと観客のカードとの関係性を的確に表現するところ、また「マスク」では、最初2枚のカードではジョーカーが「変化したように見える」のに対し、3枚目は本当の「入れ替わり」として表現するところ、に注意が必要です。

これらの点を踏まえながら、じっくりと作品をお楽しみください!

特集:ジョーカーは変装の名人!?

マスク〜Phil Goldstein
観客に3枚のカードを自由に選んでもらいます。マジシャンは、ジョーカーを次々と観客のカードに変化させていきます ! さらに最後は、ジョーカーと観客のカードが完全に入れ替わります!
バニシング9〜Ed Marlo
観客に1枚のカードを見て覚えてもらい、デックに戻します。 マジシャンがデックから10枚のカードを取り、観客はその中に選んだカードがあることを確認します。 次の瞬間、マジシャンの手元からは、観客のカード以外が全て消えてしまいます!
テイク・ユア・チョイス〜Bob Longe
観客に選んでもらった1枚のカードをデックに戻した後、少しずつカードを絞って、枚数を減らしていきます。 最後まで残った1枚が、見事に観客の選んだカードなのです!

特集:タイムトラベルするカード!

サインド・カード〜Bro. John Hamman
・マジシャンは、あらかじめ1枚のカードをテーブルに伏せておきます。 その後、観客に1枚のカードにサインしてもらい、4枚のエースの山に入れます。 そのカードはなぜか消失してしまい、最初に出しておいたカードを見てみると、なんとそれが観客のカードなのです!
パット・ペイジのDo As I Do〜4Aオープナーへの応用〜
デックを2つに分けて、マジシャンと観客がそれぞれ適当に1枚ずつ選び出すと、なんと2枚とも同色のエースなのです ! もう一度繰り返すと、さらに残り2枚のエースが選ばれてしまいます!
アド・インフィニタム 〜3×3の予言〜 〜David Berglas
観客が自由に決めた3桁の数字を合計します。この数字が見事に予言されています!

この号で収録されている技法・用語

ハーマンのサインド・カード・スイッチ、KMムーブ、スイングカット風のスリップカット

Phil Goldstein、Ed Marlo、Bob Longe、Bro. John Hamman、David Berglas、Pat Page


トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2010-05-20 (木) 17:48:19 (5083d)