mML第39号 †
【修得の難易度】★〜★★☆大胆なリセットと意表を突いた Do As I Do を愉しむ! †
今月号では、演出に趣向を凝らした作品をご紹介いたします。
一度の仕事で「ひっくり返る」と「入れ替わる」を同時に起こす「ホフジンザー・プロブレム」、そして、「リセット」に「フォロー・ザ・リーダー」の演出を取り入れた「フォロー・ザ・リセット」など、まさに演出の妙が冴えわたる作品ばかりです。
演出に目を向け、マジックの新たな奥深さを知る良い機会になるかと思います。
特集:名作『リセット』に対する新しいアプローチ! †
- ワイルド・モンテ(John Bannon/ゆうきとも)
- 4枚のジョーカーに混ぜられたカードの行方を追いますが、どうしても当たりません。代わりにジョーカーの行方を当てようとしますが、最後はとんでもないことになってしまいます!
- ホフジンザー・プロブレム(ゆうきとも)
- 4枚のJのうち、観客の選んだカードと同じマークのJだけが裏向きにひっくり返ります。さらに、そのJは観客のカードと入れ替わってしまいます!
- フォロー・ザ・リセット(南部信昭/ゆうきとも)
- 4枚のJと4枚のAをテーブル上で少し離して置き、そのうちの1枚ずつを交換します。すると、残りの3枚もすべて入れ替わってしまいます。しかし、交換した1枚を戻すと、再び元の状態に戻ってしまいます!
特集:観客参加型の驚異の一致現象! †
- 手を使ったDo As I Do
- 観客は演者と同じことを行っているはずなのですが、なぜか上手くいきません。
- らくらくDo As I Do(ゆうきとも)
- 観客は演者は手元のデックを好きなところで分けて、お互いにカードを見せ合って覚えます。覚えたカードを確認してみると、見事に一致しています。
- Criss Cross Do As I Do(2通りの方法)(Martin Gardner/Hubert Lambert/Bert Allerton)
- 観客、演者がシャッフルした手元のデックから自由に1枚選んだ後、デックを交換します。お互いに覚えたカードを確認すると、今度は一致していません。しかし、お互いのデックのトップカードが相手のカードと一致しているのです!
この号で収録されている技法・用語 †
フラッシュトレーション・カウント、ボトム・ブラフ・フォース、ブラフ・パス、スライド・スイッチ、ディミニッシング・カウント、フェロー・シャッフル
リセット、ホフジンザー・プロブレム、Do As I Do
南部信昭
John Bannon、Martin Gardner、Hubert Lambert、Bert Allerton