mML第33号 †
【修得の難易度】★〜★★☆ 演出重視のトリックを学び、観客とのやりとりを愉しむ! †
今月号では、「演出重視のトリックを学び、観客とのやりとりを愉しむ!」と題し、5つのカードマジックをお届けします。どれも技法的には難しい物ではありませんが、お客様とのやりとりの中で演じることの面白さが詰まったマジックばかりです。
「ハンカチとコインを使ったDo as I do」もまた、お客様とのやりとりが重要なマジックですので、この機会に演出や会話などに磨きをかけてくださいませ。
特集:演出重視のカード・トリックを学ぶ! †
- クレイジー・カード(Bert Allerton)
- 絵札と数字のカードがテーブルに1枚ずつあります。観客は、数字のカードをポケットの中に入れるのを注意して見守りますが、なんと2枚のカードは入れ替わってしまいます。最後には、種明かしをしながら、もう一度カードの入替わりを演出します。
- オメガ・ベット(Karl Fulves & Bob Wagner)
- ・マジシャンと観客は、ある賭けをします。観客の差し込んだ位置のカードが、赤いカードか、黒いカードかを予想しますが、結果は常にマジシャンの予想通り。繰り返す度に、不可能設定を高めてゆき、最後はカードを差し込む前に色を予言しますが、これも見事に的中するのです!
- フォロー・ミー(パケットを使ったDo as I do)
- マジシャンと観客は、4枚のカードを同じように混ぜますが、何度繰り返しても、マジシャンのカードは全て裏向きに、観客のカードは1枚だけ表向きになって現れます。
- キュアリアス・カウント
- 観客が指定した枚数目から、観客の選んだカードが出現します!
- カード・キャッチャー(Edward Marlo & Carmen D'Amico)
- 観客にカードを1枚選んでもらいます。デックを半分に分け、片方のパケットに観客のカードを戻して、よく混ぜてもらいます。最後に、2つのパケットを噛み合わせ、引き抜くと、観客の選んだカードは、反対側のパケットに移動しているのです!・マジシャンと観客は、4枚のカードを同じように混ぜますが、何度繰り返しても、マジシャンのカードは全て裏向きに、観客のカードは1枚だけ表向きになって現れます。
特集:観客と一緒に行うコインマジック! †
- ハンカチとコインを使ったDo as I do
- マジシャンと観客は、ハンカチ越しにコインを摘みます。ハンカチを引っ張ると、マジシャンのハンカチだけすり抜け、コインが手に残りますが、観客のハンカチだけは、すり抜けません。次に、マジシャンは同じようにハンカチ越しにコインを摘みます。摘んだコインをポケットの中に入れますが、再び現れます。最後には、現れたコインが、大きなコインに変化します。
この号で収録されている技法・用語 †
ワイルド・ムーブ、ダブル・ディール、ブラウェ・リバース
Bert Allerton、Edward Marlo、Carmen D'Amico