mML第164号

【修得の難易度】★☆〜★★☆「最小の準備で最大の効果を生む手順構成が学べるルーティーン・レクチャー!」

 今月号は「最小の準備で最大の効果を生む手順構成が学べるルーティーン・レクチャー!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

まずご紹介するのは、即席のカード当て「サッカー・スタブ」です。 カードスタブのフォーマットを逆手に取ってサッカートリック風に仕立てた演出で、軽いタッチで演じられるため、演技の「つかみ」として演じるにも最適です。  続く「ゲスワット2016」は、マジシャンが選んだカードを最終的に観客がズバリ当ててしまうという作品です。 ヒントとなるカードを観客自身が自ら導き出していく流れは秀逸。 そして結果的にはノーセットのシャッフルドデックから演者の望み通りのフォーオブアカインドを出現させることができるため、手順構成上の要として活用できる実用的なマジックとなっています。  そして後半は、どちらもダブルクライマックスの利いたアセンブリープロット2作品です。  「リバウンド・クイーンズ」は、一か所に集まった絵札が、次の瞬間、鮮やかに消失し、元の位置に戻って現れます。 無駄な動きのない、ゆうき氏ならではの磨き上げられたハンドリングです。 一方で「ビバーチェ」は、絵札が一か所に集まった後に、観客を惹き込む予想外のラストが待ち受けています。 ここでの説明は、これぐらいに留めますが、合理的な手順に感銘を受けることでしょう。 お楽しみくださいませ。

 そして、今回は特別講義としまして「ルーティーン・レクチャー」の項を設けて、ゆうき氏の考えるルーティーンの構成法に関して詳細にレクチャーしていただいております。 手順構成に関しては、以前にmML109号トークレクチャーでの「ショーの基本構造『ツカミ・中ネタ・トリ』について」といった名解説等もございますが、今回は、それらとは全く異なる新たな視点から、よりプロタッチの実践に即した話が展開され、その中で、今回解説した4作品を含む、有効な手順構成例を学びます。 デック一組のみで、観客2人〜10人を想定した20分程度の本格的なショーが演じられるように組み上げられたルーティーンは、それ自体マスターしてそのまま活用するだけでも心強い味方となることでしょう。 ご自身の実践におけるスキルアップにお役立ていただければ幸いです。

 そして「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「グラスに飛び込むコイン」を紹介しています。 前号の「ペネトロコイン」に続き、古き傑作トリックです。 タネは驚くほどシンプルですが、初めてご覧になる方は思わず自分の目を疑ってしまうことでしょう。 不可能設定が非常に高くビジュアルなコインの貫通現象です。

特集:観客が手掛かりを見つけ出すカード当て!

サッカー・スタブ(ゆうきとも
マジシャンは観客が選んだカードをデックの中に戻して混ぜます。 トップのカードが観客のカードでないことを確認したら、それをデック中央に勢いよく投げ込みます。 そして差し込まれた場所にあるカードが観客の選んだカードかと思いきや…!
ゲスワット2016(ゆうきとも
マジシャンが選んだカードを、ある3つのヒントを元にして観客自身が当ててしまうのです!

特集:綿密に練られたダブルクライマックス!

リバウンド・クイーンズ(ゆうきとも
4枚のクイーンが一カ所に集まります! そして次の瞬間、4枚のクイーンは全て元の位置に戻ってしまうのです!
ビバーチェ(Carlos Vaquera/Aldo Colombini/ゆうきとも
観客にデックを4つの山に分けてもらい、それぞれの山の上にキングを置きます。 四カ所に配置されたキングが一カ所に集まります。 そして、それぞれの山の上から、なんとエースが現れるのです。

特別講義

ルーティーン・レクチャー

特集:実践派のためのクイックマジック

グラスに飛び込むコイン

この号で収録されている技法・用語

Carlos Vaquera、Aldo Colombini


トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2019-04-21 (日) 16:23:22 (31d)