mML第157号 †【修得の難易度】★☆〜★★「チャールズ・ジョーダンとダイ・バーノンのクレバーなカードロケーションを学ぶ!」 †今月号では、「チャールズ・ジョーダンとダイ・バーノンのクレバーなカードロケーションを学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。 今回取り上げた「ア・ニュー・カード・ディスカバリー」、「ホワイ・アム・アイ・ヒア?」は、どちらも巧みな原理を利用したカードロケーションです。 「ア・ニュー・カード・ディスカバリー」は、チャールズ・ジョーダン考案のトリックで、キーカードの原理を発展的に活用したカード当てです。 原案の良さを活かしたまま、ゆうきともが、より演じやすくブラッシュアップさせたハンドリングをご覧くださいませ。 このたび、佐藤氏には氏の得意とするトリックを思う存分演じていただき、そのいくつかを解説していただくことにいたしました。 佐藤氏と言えば、ダブルクライマックス・トリプルクライマックスのある驚異的なパケット・トリックや、不思議度の高いセルフワーキング作品などを想像される方が多いでしょうが、一方で、コインマジックの研究家・創作家としての一面もあるのです。 そこで今回は、コインマジックからも2作品、そして公の場では初公開となる強力なセルフワーキングトリック2点を解説していただきました。 そして、ダイ・バーノン原案「ホワイ・アム・アイ・ヒア?」は、観客の選んだカードを段階を踏んで当てるカード当てです。 基本的なハンドリングは原案そのままですが、ゆうき氏がこのトリックにピッタリな演出を付け加えたことで、手順において必要不可欠な操作に意味持たせ、より説得力のある現象となりました。 この演出により、笑いのあるコミカルな作品として生まれ変わっています。お楽しみください。 上記2作品、どちらもレギュラーデックさえあれば、即席で演じられる傑作トリックです。 身に着けておいていただくと、きっとお役に立つことでしょう。 「ビザー・ホッパー」は「グラス・ホッパー」のゆうき氏によるバリエーションです。 シンプルなサンドイッチ的移動現象である「グラス・ホッパー」自体がそもそもポール・ハリスのプロットと言われていますが、そこに同氏の別のアイデアである「ビザー・バニッシュ」を組み込むことで、消失が鮮やかとなり、演者の仕事量が大幅に減らされているところに注目です。 そして「シャフリング・ゲーム」は観客参加型のゲーム感覚で楽しめるトリックです。 カードの合計数を使って演者・観客で戦います。 ラストは演者が圧勝したかと思いきや、観客に花を持たせるクライマックスは心地の良いものです。 好評の「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナーでは、「トリプルプレイ」を紹介しています。 読心、透視、予言という3つの効果が合わさった、ゆうきとも考案のカードマジックです。こちらは商品として販売されております。 そして「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「オルラム・バンクナイト」を解説しています。 お金(お札)を使ったトリックなだけに、観客の興味を惹く演出に注目です。 特集:ゆうき流グラスホッパー! †
特集:合計数で、いざ勝負! †
特集:ゆうきとものオススメ・マジック †
特集:実践派のためのクイックマジック †
この号で収録されている技法・用語 †ビザー・バニッシュ、Charles Jordan、Dai Vernon |