mML第146号

【修得の難易度】★☆〜★★☆「エルムズレイカウントの可能性を見つめ直し、その真髄をあらためて学ぶ!」

 今月号では、「エルムズレイカウントの可能性を見つめ直し、その真髄をあらためて学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

エルムズレイカウントはmML第7号にてご紹介いたしましたが、mMLも13年目に入りまして、ここらで一度、基本として定着した最重要技法であるエルムズレイカウントについて振り返り、より理解を深めていただこうと特集いたしました。 カードマジックを長く嗜んでいらっしゃる方ですと、エルムズレイカウントを自明のものとして「なんとなく」使っている方も多いかもしれません。 様々な効能を生み出せるエルムズレイカウントをより一層ブラッシュアップし、またその威力をあらためて見直すきっかけにしていただければと思います。

「アフター・ミー」は、特定のカードを見せないという基本的な使い方を活かしつつ、観客とのやりとりが楽しめる作品になっています。 「ツイステッド・エーセス・リターンズ」では、枚数が少なくても4枚に数えられるという特性を活かしてインパクトのある消失現象を達成しています。 「アンノウン・フォーカードトリック」では、逆にある程度の枚数を4枚に数えられる性質を活かして、古典的な「シックス・カード・リピート」のテーマのマジックに仕立てています。 「インファマス・カードトリック」は、エルムズレイカウントをたった一度使うだけで、意外なクライマックスを演出できるカードマジックです。 表向きで行うエルムズレイカウントの弱点を演出でうまくカバーしています。  今回の「関連作品紹介」では、弊社で販売している「フラッシュバック」を取り上げています。 エルムズレイカウントを有効活用してテンポよくカラーチェンジを起こすいかにも「パケットトリックらしい」作品で、弊社のベストセラー商品の一つとなります。 また、好評のクイックマジックのコーナーの「ツイスティング・レベレーション」では、エルムズレイカウントの特性を有効活用した即席のカード当てルーティーンをご紹介しますので、こちらも見どころです。

特集:観客の力でカードが当たる!

アフター・ミー(ゆうきとも
マジシャンと観客は4枚ずつカードを持って、同じ操作を行いますが、なぜかカードの向きが異なってしまいます! 最後に、観客はマジシャンの操作を真似することに成功します。 お互いに裏向きの1枚を抜き出すと、それは始めにマジシャンと観客の選んだカードなのです!
ツイステッド・エーセス・リターンズ(Daryl/ゆうきとも
4枚のエースにお呪いをかける度に、エースがひっくり返っていきます。 最後のスペードのエースはひっくり返らず、いつの間にか消えてしまいます! 消えたエースはデックの中央から現れます!

特集:捨てても減らない奇妙な4枚!

アンノウン・フォーカードトリック(ゆうきとも
演者はスリーカードトリックを行うと宣言をし、3枚のカードを抜き出します。 その3枚のカードを使ってマジックを始めようとした矢先、なぜか手元に4枚あります。1枚捨てて仕切り直しますが、気が付くとまた4枚になっています。 最後にマジシャンは諦めてフォーカードトリックを行うと言って、4枚を4のカードに変化させるのです!
インファマス・カードトリック(ゆうきとも
マジシャンは観客の選んだカードの候補となるカード4枚を抜き出します。 ですが、その4枚の中に観客のカードはありません。マジシャンは知らずに、さらに4枚から1枚に絞り込みます。 マジシャンが失敗したかと思いきや、その1枚が観客のカードに変化するのです!

特集:関連作品紹介

フラッシュ・バック

特集:実践派のためのクイックマジック

ツイスティング・レベレーション

この号で収録されている技法・用語

Daryl


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Last-modified: 2018-05-04 (金) 14:11:05 (2184d)