mML第145号

【修得の難易度】★〜★★進化した「マジックカード」を学びダローが遺したストーリーマジックを堪能する!

 今月号では、「進化した『マジックカード』を学び、ダローが遺したストーリーマジックを堪能する!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。

 今号のメイン手順である「ワイルド・マジックカード」は、ジョン・ハーマン原案の「マジックカード」という作品を母体に、ゆうきとも氏が、より鮮やかで多彩な現象へと変えた傑作です。 ブランクカードを使用し、最初に3枚の表を示すことで、ワイルドカード的な「変化」の意味合いを明確にし、より分かりやすい現象としています。 また、選ばれたカードの裏模様が逆に3枚の「マジックカード」側に同化する両面変化の現象を付け加え、新たな技法を導入することで、エキストラなしでこの効果を達成しています。 3枚目では現象を少し変化させて、同時に現象の信憑性の度合いを高め、強いインパクトを作り出しています。 必要なパケットを別に用意することで、デックはレギュラーで演じられるようにした実践的構成。 しかも、最後に3枚の「マジックカード」はまた元のブランクカードに戻り、同時にセットも元に戻っているという芸の細かさです。

 また、今回ご紹介する他の3作品も、セットなしのレギュラーデックで演技可能な点で非常に実践的です。 中でも「ウィニング・ザ・コインシデンス」は、mML第28号で紹介した「コインシデンス・イン・カラー」の現象に対し、全く別の角度からアプローチをした作品で、技法を排除した即席のセルフワーキングトリックとなっています。 意外な結末は、観客を驚かせるものです。  他の2作品は、いずれもダロー氏の作品に基づいたもので、なおかついずれもストーリー仕立てのトリックとなっています。 「ライジング・クライム」は使われている手法が極めて応用性が高いので、その原点として押さえておくべき作品といえます。 また、「アンタッチト」は、基本的に演者はデックに手を触れずに進めるマジックで、マジシャンが夢に見たカードを、観客自身が当ててしまう、というコンセプトです。 いずれもゆうきとも氏によるアレンジで、問題点を解消し演じやすく仕上げられています。

 今回、「関連作品紹介」というコーナーをスタートいたしました。 収録作に関連する別の商品や作品を取り上げて現象をご紹介しつつ、関連性について掘り下げていきます。 今号では、「ウィニング・ザ・コインシデンス」を構成するきっかけとなった、ゆうきとも氏の「ウィニング・ザ・レインボー」をご覧いただきます。 また、好評のクイックマジックでは、小銭を使用した多重クライマックスの作品を解説しておりますので、こちらもお見逃しなく。

特集:両面変化のマジックカード!

ワイルド・マジックカード(Brother John Hamman/ゆうきとも
観客に3枚のカードを選んでもらいます。ブランクカード3枚を取り出して示し、それを第一のカードと合わせると3枚とも観客のカードに同化してしまいます! 第2、第3のカードにも同様に同化していきます! 最後に白い封筒に3枚を擦りつけるとブランクカード3枚に戻ってしまうのです!
ウィニング・ザ・コインシデンス(Roy Waltonゆうきとも
観客2人が、それぞれ自由意志で決定したカードを見ると、どちらも黒いカードです。 マジシャンは、これは凄い一致だと主張しますが、観客は腑に落ちません。 しかし、選ばれなかった残りのカードを見ると、なんと全て赤いカードになっているのです!

特集:触らずに奇跡を起こす!?

ライジング・クライム(Daryl/ゆうきとも
デックの中に間違いなくバラバラに差し込まれた4枚のジャックが、おまじないをかけるとトップから現れるのです!
アンタッチト(Daryl/ゆうきとも
マジシャンが夢の中で覚えたカードを、なんと観客自身が当ててしまうのです!

特集:関連作品紹介

ウィニング・ザ・レインボー

特集:実践派のためのクイックマジック

サークルコイン・プリディクション

この号で収録されている技法・用語

フェイクピールオフ・カウント

Brother John Hamman、Roy Walton、Daryl


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Last-modified: 2017-10-16 (月) 20:45:08 (304d)