mML第143号

【修得の難易度】★〜★★素材を活かしたメンタルマジックとその演出を学ぶ!

 今月号では、「素材を活かしたメンタルマジックとその演出を学ぶ!」と題しまして、計5手順をご紹介いたします。

 今回はメンタルマジックを特集してお届けします。 本格カードマジックとしては、古典の名作「ワイキキ・カード・ロケーション」を元に構成した「ワイキキ・ソリューション」を取り上げました。 原案は裏表を混ぜることで、デックが完膚なきまでにシャッフルされ完全に手がかりが失われたかのような印象を生み出しつつ、実はそれこそがカードを当てる手がかりを作り出しているという巧妙なトリックです。 東京堂出版の「カードマジック事典」にも収録されている「基本的」な作品ですが、その理由付けや見せ方の演出に徹底的にメスを入れて、かなりの大作に仕上げた「ゆうきバージョン」をご紹介しております。 併せて、その原理を巧みに応用して「裏表を混ぜずに」行うようにした「ワイキキ・バリエーション」も収録。 観客のカードを当てるだけでなく、その位置までも特定してしまいます。 2つの手順を続けて行うこともできますので、ぜひご活用ください。

 カード以外の用具を使用したメンタルマジックも充実しています。 「4つのマーク」は、観客が自由に決定したトランプのマークがマジシャンの予言と一致するというものです。 ケースバイケースの予言は時に強烈で、時にコミカルなエンディングが待ち受けています! 「クインシデンタ」はESPカードを使った巧妙なセルフワーキングの手順です。 不可解な一致現象が何度も続けて起こります。 また、ここで使用する「ディールフリップドロップカット」は原理的に面白い操作で、研究の価値があるかと思います。

 今回紹介するトリックの中で最も道具立てがユニークなのが「カラーコインの予言」でしょう。 観客参加型で大いに盛り上がる、ゲーム感覚のトリックです。 「二重の予言」が続けて示されるクライマックスは、意外性があり効果抜群。 演者への負担も少なく実践的で、道具を揃えてすぐに演じたくなるでしょう。

 恒例の「ワークショップ」「実践派のためのクイックマジック」のコーナーも収録されております。 こちらも是非お楽しみください。

特集:混ぜても当たる不可能なカード当て!

ワイキキ・バリエーション(ゆうきとも
一組をよく混ぜてもらった後、観客のひとりに自由に分けたところのカードを見て覚えてもらいます。それを一組に戻してさらによく混ぜた後、マジシャンは「超能力」を使って候補のカードを絞り込んでいき、最後はそのカードの枚数目まで見事に言い当ててみせます!
ワイキキ・ソリューション(Bill Murata/ゆうきとも
観客に1枚のカードを選んでもらった後、それをデックに戻してから一組の表と裏をよく混ぜます。この状態から、観客に2つの山に分けていってもらい、その都度マジシャンはどちらに観客のカードがあるのかを見抜いてしまいます!さらに、最後は選んだカードの枚数目までも当ててしまうのです!

特集:コインを振って運だめし! ?

カラーコインの予言(ゆうきとも
マジシャンは小銭を取り出しますが、どれも裏に様々な色のシールが貼られています。観客にこれらの小銭をテーブルに振ってもらい、シールの面が出なかったものは取り除いていき最後の1枚を決定しますが、このコインが残ることは予言されていたのです!さらに、貼られているシールの色までも予言されていたのです!
4つのマーク(ゆうきとも
マジシャンは観客に、箱の裏に描かれた4つのマーク(ハート、クラブ、ダイヤ、スペード)を示します。その中から、観客の自由意志によりマークを1つ決定します。信じられないことに、選ばれたマークは予言されていたのです!
クインシデンタ(Howard Adams/ゆうきとも
ESPカードを観客の指示に従い混ぜながら1枚ずつカードを決定しますが、不思議なことに同じマークのカードが続けて選ばれます!最終的に観客は同じマークのカードを全て見つけ出してしまうのです!

特集:ワークショップ

アルティメット・エーセス(mML第65号より)

特集:実践派のためのクイックマジック

ビッグディール

この号で収録されている技法・用語

ディールフリップドロップカット

Bill Murata、Howard Adams


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Last-modified: 2017-07-15 (土) 19:42:46 (457d)