mML第129号 †【修得の難易度】★☆〜★★トポロジカルな魔法「リンキングカード」とワンハンド・トップパームを学ぶ! †今月号では、「トポロジカルな魔法『リンキングカード』とワンハンド・トップパームを学ぶ!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。 「カードボード・コネクション」は、「リンキングカード」現象の嚆矢となる作品です。トランプを破いて穴を開けることで作られた「リング」を使って、「繋がったり」「外れたり」、チャイナリングと同種のエフェクトを行おうという趣向。天才ポール・ハリスの作品ですが、発表当時はマジック界にある種パラダイムシフトを引き起こしたと言えるほどの影響を与えたトリックです。今回は、ゆうき流に演じやすくアレンジされた形でご紹介しております。 「ワールド・クラス」は、「アウト・オブ・ディス・ワールド」のハンドリング・バリエーションとして秀逸です。自然な動作で合理的、そしてほぼすべての動作を観客自身の手で行ってもらうことができます。 「アラキガ・アラカルト」は、フォーオブアカインドの変化現象の発展形です。ポケットに通うカードの要素もあり、大変豪華な手順となっています。なお、その中で「ワンハンド・トップパーム」を解説しております。マスターすれば、パームの機動力が格段にアップし、文字通り世界が広がる技法ですので、ぜひチャレンジしていただければと思います。 「ツートーン・カップス」は、4段のツーカップ・ルーティンですが、使うものはカップ2個とボール2個のみでエキストラも使用せずに行うという驚嘆すべき構成です。異なるカップと異なるボールを使う点は見た目としてもユニークで、カップ&ボール系のマジックには珍しく交換現象も盛り込まれています。なお、即興で演じる方法として、色違いではなくサイズ違いで行うアイデアも紹介されていますが、こちらもぜひ演じてみてください。見たことのないビジュアルを持つ風変わりなカップ&ボールとなります。 おなじみの「ワークショップ」はお楽しみいただけておりますでしょうか。知らないマジックですと、どうしてもトリックに興味が行きがちです。このコーナーで演じられているマジック自体は過去に一度取り上げたものですので、ご存知の方が多いと思います。だからこそ、演じ方にフォーカスできるのです。演技を分析的に捉える機会としてお役立てくださいませ。なお、この場をお借りしまして、このコーナーに登場し、ご協力いただきました皆様に感謝、御礼申し上げます。 特集:トランプで行うリンキング・リング!? †
特集:カップ&ボールのニューウェーブ! †
特集:ワークショップ †
特集: †
この号で収録されている技法・用語 †Paul Harris、J. K. Hartman、氣賀康夫、Derek Dingle、ワンハンド・トップパーム |