mML第118号

【修得の難易度】★☆〜★★☆カジュアルスタイルのコインマジック「スリーフライ」とポール・カリーの天才的発想の名作を学ぶ!

 今月号では、「カジュアルスタイルのコインマジック『スリーフライ』とポール・カリーの天才的発想の名作を学ぶ!」と題しまして、計6手順をご紹介いたします。

 「スリーフライ」は、20世紀の末期に誕生した、コインマジックでは比較的新しいテーマです。伝統的なコインズアクロスを、現代的なパフォーマンススタイルに合わせてスタンディングでカジュアルに行おうというもので、指先にコインが見えているままで現象が起こる点が大変にビジュアルです。スピーディーで小気味よい21世紀型コインマジックを、ぜひお楽しみください。今回は、同じコインズアクロスのプロットである「ウィングド・シルバー」と組み合わせ、互いに補完しあって効果を高めるように構成しております。

 「パンプルーム・ファンタジー」はカードマジックの歴史的な名作です。両手でシャーリエ(ワンハンド)カットを同時に行うなどテクニカルな内容を含んでいますが、それだけにマジシャンの技量を観客に強く印象付けられるマジックにもなっています。チャレンジし甲斐のある、クラシカルな風格を持つ堂々たる手順です。

 さらに今回は、観客の選択や意思をあたかもマジシャンが思いのままにコントロールできてしまうかのように見える作品を4作品取り上げております。まさに天才の発想といえる「ア・スインドル・オブ・ソーツ」をはじめ、ディープなメンタルマジックとしても、またカジュアルにも演じることができる傑作揃いの内容ですので、ぜひ存分にご活用くださいませ。

 トークレクチャーのコーナーでは、今回の収録内容にちなみ、同一のテーマで方法論が異なるマジックをつなげて演じることの利点と問題点を分析し、ご説明しております。こちらも参考になさってください。

特集:古き良き名作が、いま甦る!

パンプルーム・ファンタジー(Bert Allerton)
デックのトップとボトムに置いた赤いエースを、1 枚ずつデックの中ほどに入れますが、なぜかトップとボトムに戻ってきます。 これを繰り返した後、3 度目には意外にも黒いエースが現れ、さらに黒いエースでも同じ現象が繰り返されます。 最後に、デックをカットして混ぜた中から、マジシャンは華麗に4 枚のエースを取り出してみせます!

特集:観客の自由選択をコントロール?

イン・ベター・オーダー(J. K. Hartman)
10 数枚のカードの中から、2 枚のカードを裏向きに観客の前に置き、残りを、表を見せずに「ある順番」に並べます。 2 枚のカードを、観客の意思で好きなところ2 ヶ所に差し込んでもらいます。 表を見せると、奇妙なことに、A 〜 K のカードが順番通り並んでいるのです!
ア・スインドル・オブ・ソーツ(Paul Curry
好きなマークの13 枚を抜き出して、A 〜 K の順に並べます。 マジシャンは「予言」として、観客に見せないように、2 ヶ所で隣同士のカードをあらかじめ入れ替えておきます。 その後、裏向きで1 枚ずつ配っていき、観客に好きな場所で2 回ストップと言ってもらって、それぞれの場所で、隣り合わせのカードの順を逆にして配ります。 表を確認してみると、なんと、マジシャンの予想通りの場所で観客がストップをかけたために、A 〜 K の全てのカードが順番通りに整列しています!
フェアトレード(パケットバージョン)(ゆうきとも
青裏の4 枚を観客が、赤裏の4 枚を演者が持ち、よく混ぜます。 適当な場所でカットして、一番上にきたカードをお互いに交換して中に入れます。 交換したカードを見ると、ともにスペードのクイーンで一致しています。 観客は残りの3 枚を疑いますが、表向きにすると、全て表が真っ白なカードになっているのです!
ESPカード&ポーカーチップ(ゆうきとも
ESP デックから16 枚のカードを4 × 4 のマトリックス状に並べます。 残り9 枚からまず1 枚選んでもらい、ポーカーチップを乗せておきます。 16 枚のマトリックスからも、観客の選択により4 枚のカードが選び出され、上に1 枚ずつポーカーチップが置かれます。 ポーカーチップを裏返すと、異なる5 種類のESP マークがそれぞれ描かれており、それが、その下にあるESP カードのマークと全て完全に一致します!

特集:手順化されたコインズアクロス!

スリーフライ/ウィングド・シルバー(Chris Kenner/R. Paul Wilson/ゆうきとも
ファンに広げて指先に持った3枚の銀貨が、1枚ずつ、反対の手の指先に移動していきます! 実は銀貨はテーブルの端に置いておいた銅貨に引き寄せられていたのだと説明し、銅貨を反対の手に握ると、銀貨は1 枚ずつそちらの手に戻っていき、最後の1枚は、観客の手の中に移動してしまいます!

特集:トークレクチャー

同一テーマのマジックを被せる演出について

この号で収録されている技法・用語

Bert Allerton、J.K. Hartman、Paul Curry、Chris Kenner、R. Paul Wilson フレンチポップ、スクープ・アドアンダー


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Last-modified: 2016-11-13 (日) 21:25:46 (1481d)