*mML第160号 [#a96b587b]

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**【修得の難易度】★☆〜★★☆「一発逆転の奇抜なオイル&ウォーターと観客が主役の完璧なカードロケーションを堪能する!」 [#hcb8222c]

 今月号では、「一発逆転の奇抜なオイル&ウォーターと、観客が主役の完璧なカードロケーションを堪能する!」と題しまして、計4手順をご紹介いたします。 

 まずご紹介させていただきます「逃げ水」は、オイル&ウォーター現象のテイストを崩さずに意外性を付加した傑作です。 水と油が別れる一般的な現象からスタートし、最後は観客を欺く強力なクライマックスを持っています。 キックバック風の意外なラストをお楽しみください。 
 そして、「スピーディング・ブレット」は、風変わりなエース・アセンブリーの作品です。 Aをすり替えたりせず本当に4カ所に配るところからスタートするJ・K・ハートマンの作品の核となるアイデアはそのままに、ゆうきとも氏の演出により、全く別のマジックへと変貌させています。 

 「紐の輪に入る指輪」は、易しくできて、とてもクリーンな指輪の貫通現象です。 道具立てとしてはシンプルですが、観客の手の中で紐の輪と指輪が完璧にリンクしてしまうが故に、想像以上に効果の高いトリックです。  「ディスカバリー・パック」は、ピーター・ダフィーが構成した巧妙なトリックデックによるカード当てです。 観客自身が選ばれたカードを完璧に探し出してしまうトリックで、どこにも怪しい操作がないためフェアさが際立つトリックになっています。 ほぼセルフワーキングで成り立っておりますので、とても実用的です。 そして、このトリックに対する、ゆうきともならではのアプローチも見逃せません。 演技・解説とご堪能ください。 セルフワーキングトリックの秀作です。 

 好評の「ゆうきとものオススメ・マジック」のコーナーでは、「クイックモンテ2」を紹介しています。 FISM2018釜山大会で販売された話題の商品で、弊社ショッピングサイトでも発売早々からベストセラーとなったトリックの1つです。 スリーカードモンテ系のギャンブルトリックがお好きな方は重宝することでしょう。  そして「実践派のためのクイックマジック」のコーナーでは、「グアテマラロープトリック」を解説しています。 シンプルなロープの復活現象ですが、結び目が飛び跳ねるように外れてしまうビジュアルな要素を持ち合わせた、演者自身にも負担がかからないカジュアルなルーティーンです。 是非、マスターしてください。

***特集:水と油が大逆転! [#j5e814c2]

:[[逃げ水]]([[Aldo Colombini]]/[[ゆうきとも]])|マジシャンは赤いカード3枚と黒いカード3枚を交互に混ぜますが、いつの間にか黒3枚が上に浮いてきます!
パケットを振ると、今度は赤と黒が交互に混ざってしまいます。
最後にマジシャンは、さらに赤と黒を1枚ずつ加えて赤黒交互にします。
この状況においても、やはり黒が上に浮いてきた…と思いきや!?

:[[スピーディング・ブレット]]([[J. K. Hartman]]/[[ゆうきとも]])|マジシャンは4枚のエースの上に3枚ずつカードを重ねて4つの山を1列に作ります。
それぞれのエースを、山の上から4枚目、3枚目、2枚目、1枚目に差し込んで4つの山を1つにまとめます。
残りのデックをその上に重ねます。
おまじないをかけると、エース4枚がデックのトップから現れるのです!

***特集:観客の手の中で起こる奇跡! [#a189dc8c]

:[[紐の輪に入る指輪]]([[Joe Barnett]])|マジシャンは輪になった紐を取り出し、観客から指輪を借ります。
ここで、マジシャンは指輪を紐の輪の中に通してみせると宣言します。
すると…ハサミで紐を切り指輪を通して、切れた端を結び直して示します(ギャグ)。もちろん、観客は腑に落ちません。
そこで、観客に結び目と指輪をしっかりと握っておいてもらい、おまじないをかけます。
すると、先ほど作った結び目が消失し、指輪は完全に紐に通ってしまうのです!

:[[ディスカバリー・パック]]([[Peter Duffie]]/[[ゆうきとも]])|マジシャンは、観客Aが選んだカードを観客Bが決めたカードを手掛かりに当ててしまいます!
同様に、今度は観客Bの選んだカードを観客Aが決めたカードを手掛かりに当ててしまうのです!
さらに、なんと、この結果はすべて運命づけられていたことが分かります!

***特集:ゆうきとものオススメ・マジック [#ffb2776d]

:[[クイックモンテ2]]|

***特集:実践派のためのクイックマジック [#y638d3a1]

:[[グアテマラロープトリック]]|

**この号で収録されている技法・用語 [#ze3480b7]

[[Aldo Colombini]]、[[J. K. Hartman]]、[[Joe Barnett]]、[[Peter Duffie]]


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