mML第102号 †
【修得の難易度】★☆〜★★即席でできる輪ゴムマジックの傑作手順と「ロジカリー・コップ」!
今月号では、「即席でできる輪ゴムマジックの傑作手順と『ロジカリー・コップ』!」と題しまして、計4手順をご紹介しております。
カードマジックでは、ユニークな現象を非常にシンプルかつ狡猾な方法で達成しているロイ・ウォルトンの「エンドゲーム」、そして巧妙な原理で自動的に勝てる手札を配ってみせるポーカーデモン ストレーション「ザ・ラック・オブ・ザ・ドロー」を取り上げております。どちらも、フリーチョイスを強調できるところがポイントです。
トークレクチャーでは、名作アイテム「ホッピングハーフ」の即席版とも言ってよい「ロジカリー・コップ」を取り上げて、その発展の経緯やバリエーションをご紹介いたします。
特集:フリーチョイスでもOK! †
- エンドゲーム(Roy Walton)
- マジシャンは4つの山を作り、その中からそれぞれ1枚ずつ取り出し、まとめて観客によく混ぜてもらいます。
それをテーブルに並べ、4つの山を観客の指示通りにそれぞれのカードの上に重ねます。
確認すると、先ほどの4枚の表の数字は、上に重ねられた山の枚数と見事に一致しているのです!
- ザ・ラック・オブ・ザ・ドロー(Karl Fulves/Nick Trost)
- マジシャンはいかさまのテクニックのデモンストレーションを見せようと説明し、ハイカード(10〜A)を中心に抜き出した束の中から観客に選んでもらった1枚を表向きにします。
そして、勝たせたいプレイヤーを決めてもらってから配ると、まずは表向きのカードが指定されたプレイヤーに配られます。
さらに、手札を確認すると、フォーカードが揃っており、他の手札よりも強い役で勝っているのです!
特集:輪ゴムマジックの歴史的名作! †
- ラター・ラダー(Dan Harlan/Lee Freed)
- マジシャンは2本の輪ゴムを両手の指にかけて張り、4段の梯子を形作ります。
折り曲げた紙幣を一番上にかけて観客につまんでもらった状態で、おまじないをかける度に紙幣は一段ずつ下へと降りていくのです!
特集:トークレクチャー †
- ロジカリー・コップ(ゆうきとも)
- マジシャンは手の中に500円玉と10円玉が1枚ずつあることを示します。
そして、10円玉をポケットにしまいますが、なぜか手の中は510円に戻っています!
これを繰り返しますが、やはり手の中に戻ってきます。
最後にもう一度行うと、手の中のコインが完全に消えてしまいます!
付録:ボーナス映像(パフォーマンスのみ) †
- びっくり箱プラス(ゆうきとも)
- カードケースの中にカードを入れて輪ゴムで縛りますが、一瞬で中に入れたカードがケースから飛び出します。
ケースの中を見ると、代わりに観客の選んだカードが入っています。
遠藤康宏氏の「Jack In The Box(びっくり箱)」のバリエーション。弊社刊行「奇術探究」第6号に所収の作品を、ライブ演技で紹介しています。(パフォーマンスのみ)
この号で収録されている技法・用語 †
Roy Walton、Karl Fulves、Nick Trost、Dan Harlan、Lee Freed